マイクロバスのレンタカーはいくらくらい?借りる際の注意点についても解説
2024/08/28
マイクロバスのレンタカーはいくらくらい?日帰りでのレンタルや少人数の送迎に最適なのが、マイクロバスです。中型バスや大型バスと比較するとレンタル料金が安く、レンタル費用を抑えたい時には最適なバスとなっています。今回はマイクロバスのレンタカー代や借りる際の注意点を詳しく解説しますよ。
マイクロバスとは?
ここでは、各レンタカー会社によるマイクロバスの料金相場をご紹介します。なおシーズンや利用時間によっては相場料金と異なる場合もあるので注意しましょう。
ニッポンレンタカーの料金相場
ニッポンレンタカーは、案内所を含め国内に約537ヶ所の店舗数があるレンタカー会社です。免責額の支払いを免除する「免責額補償制度(CDW)」などもあるので安心して利用できます。マイクロバスのレンタル料金相場は、6時間で18,370円・12時間で23,760円ほどです。シーズンによって料金が分けられているので事前に確認しましょう。
トヨタレンタリースの料金相場
トヨタレンタリースは、トヨタ自動車系列のレンタカー会社です。全国に約4,500拠点あるので、様々な場所で利用できます。マイクロバスを借りる際の料金相場は、BUS1クラス6時間17,490円・12時間20,350円ほどです。なお、出発日が12月28日〜1月3日の予約はハイシーズン料金となります。
タイムズレンタカーの料金相場
タイムズレンタカーでマイクロバスを借りる際の料金相場は、U-1クラスで6時間5,390円・12時間6,600円ほどとなっています。地域によって取り扱いのない場合もあるので注意してください。なお、特定の車両を利用したい場合は、別途車種指定料がかかります。用途や使用人数をしっかり確認しましょう。
マイクロバスをレンタルするときの注意点
ここではマイクロバスをレンタルする時の注意点をご紹介します。免許や乗車人数、駐車場などあらかじめチェックすべき点が多々あります。
中型免許もしくは大型免許が必要
マイクロバスを車両のみでレンタルする場合、仲間内から運転手を選定しなければなりません。その場合は「中型免許(8t限定なし)」もしくは「大型免許」の免許を持っている方のみとなりますので注意してください。マイクロバスは中型車区分なので、普通免許や中型免許(8t限定)だと運転できません。
マイクロバスは、以下の通り「中型免許(8t限定なし)」もしくは「大型免許」の免許が必要です。
免許の種類 | 車両総重量 | 積載量 | 定員 | マイクロバスの運転 |
---|---|---|---|---|
普通免許 |
5t未満 |
3t未満 |
10人まで |
できない |
中型免許(8t限定) |
5~8t未満 |
3~5t未満 |
10人まで |
できない |
中型免許 |
5~11t未満 |
3~6.5t未満 |
29人まで |
できる |
乗車人数に注意
マイクロバスの正座席数は18〜21名程度で、補助席は5〜6名ほどです。小さなバスなので大人数の移動に向いていないイメージも持たれますが、実際は補助席を利用すれば23〜27名乗車できます。中型バスや大型バスに比べるとレンタル費用が安く、狭い道でも小回りが利くため、料金を抑えたい時や色々な場所を効率良く巡りたい時に最適です。
荷物の収容数に注意
マイクロバスには荷物を入れるトランクが付いていません。そのため、荷物がある場合は座席に置いたりといった必要もでてきます。乗車人数ギリギリで乗ってしまうと荷物が収まらなかったり、大荷物だとそもそも座席に乗らない可能性もあります。このようなトラブルにも繋がりますので、あらかじめ人数を確認しておきましょう。
駐車場に注意
マイクロバスは中型車区分となります。そのため、自家用車と同じ駐車場に駐車はできません。マイクロバスが停められる駐車場はレンタルした自分たちで探す必要があります。施設によってはマイクロバス専用の駐車場がなく、付近の駐車場まで行くことになるかもしれないので、事前にいくつか候補をピックアップしておきましょう。
運転手付きと運転手なしのメリットとデメリットについて紹介
ここでは、マイクロバスを運転手付きでレンタルする場合と運転手なしの場合のメリット・デメリットをご紹介します。旅行の内容によってどちらが適しているかしっかり見極めてください。
運転手付きのメリット
マイクロバスの運転手は、プロです。プロの運転手は経験や運転技術を持っているので、安心安全に移動ができます。バス会社は法律を遵守して、運転手の定期的な教育も行っています。運転は運転のプロにお任せすれば、安全で快適な移動ができますよ。
運転手ありでマイクロバスをレンタルする場合、仲間の中からドライバーを決める必要がありません。そのため、運転手だけ疲れてしまったり自分だけ仲間とコミュニケーションができないといったストレスもありません。運転に集中しなくて良いため、同乗者と楽しい移動ができます。
マイクロバスはバス会社からレンタルすると思いますが、バス会社は、いわば車両点検・整備のスペシャリストです。運行前の点検からスタートし、細心の注意を払いながら車両のメンテナンスを行っています。運行の途中で車両故障が起きてしまったり、交通事故に巻き込まれた場合でも、運転手とバス会社が連絡を取り合い迅速に対応するので、利用の際も安心です。
運転手付きのデメリット
運転手ありのマイクロバスをレンタルすると、バスやレンタカーのみと比べると割高に感じてしまうかもしれません。また長距離移動の場合や宿泊を伴う移動の場合は、交代運転手が必要だったり運転手の宿泊費もかかってきます。
さらに、貸切バスが走行するルートや休憩する場所などは「運行管理者」が管理しています。運行管理者は、お客様がバスを利用する時間や日程、場所に合わせて最適な走行ルートを前もって作成するのです。当日はこれを元に運転手が運行します。移動の時間やルートが決まっているので、当日スケジュール変更をするのは非常に難しいと言えます。自由にスケジュールを立てたいようであれば運転手なしでレンタルするのがおすすめです。
マイクロバスのレンタカーのメリット
一方で、マイクロバスのレンタカーを利用するメリットは、まずレンタル料金を安く抑えられる点が挙げられるでしょう。鹿児島で運転手付きのマイクロバスをバス会社でレンタルする場合、5時間100km以内の移動で55,000円前後が相場となります。反対に、運転手なしのマイクロバスをレンタカー会社で借りる場合は、12時間(半日程度)の利用で40,000円前後が相場です。このように比べるだけでもマイクロバスのレンタカーがいかに安いかを知れますよね。ただし、移動に必要なガソリン代や高速代は別途かかるため、費用の総額についてはしっかり計算しておきましょう。
また、マイクロバスの車両のみをレンタルする場合、利用するメンバーの1人が運転手を務めることになります。プロの運転手ではないので安全面などの不安はあるかもしれませんが、気心が知れたメンバーであれば、気を使わずリラックスして楽しめるのもメリットの一つです。
運転手付きでマイクロバスをレンタルする場合、乗車場所や降車場所、目的地については、あらかじめ決めておく必要があります。移動距離や時間によって料金が変動し、予約時点で支払いを済ませるのが一般的なので、当日に目的地を変更できません。
一方で、運転手なしでマイクロバスの車両のみをレンタルするなら、目的地は自由に変更可能です。その日の気分や天候によって行き先を変えたい時は、運転手なしで手配するのもおすすめです。
マイクロバスのレンタカーのデメリット
マイクロバスのレンタカーを利用する場合、特定のメンバーに運転の負担がかかってしまいます。前述の通り、マイクロバスの運転ができるのは、限定なしの中型免許または大型免許を所有している人のみです。そのため、長距離の移動でも、みんなで運転を交代し合うのは難しいでしょう。運転手はお酒を我慢しなければならない点は、デメリットと言えます。
また、グループ旅行などで運転手なしのマイクロバスをレンタルする場合、移動先での駐車場は自分たちで確保しなければなりません。特に、人気の観光地やイベント会場に移動する場合は、駐車場を探すのに時間がかかることもあるでしょう。マイクロバスの駐車が可能かどうかも、事前に確認が必要です。
最後に、マイクロバスを扱うレンタカー会社は少なく、営業所も限られている可能性があります。そのため、マイクロバスを借りに、わざわざ遠方まで移動しなければならない場合もあるでしょう。マイクロバスレンタルの利用後も営業所までマイクロバスを返却しに行く必要があり、返却した後は公共交通機関などを利用して自宅まで帰らなければならないため、移動がとても大変です。
運転手付きでマイクロバスをレンタルする際の料金
運転手付きでマイクロバスをレンタルする際は、以下のような料金となります。
①日帰りの場合
日帰り利用の場合、60,000円〜85,000円ほどがレンタル料金の相場です。料金は利用するバス会社によっても異なるので、最終金額を知りたい場合は見積もりをしてください。なお、貸切バスは1人の運転手が1日に運転して良い時間が決まっており、9時間を超える場合は交代運転手が必要です。その場合運転手は2人になるので、当然利用料金もアップします。この点は覚えておきましょう。
A社 | B社 | C社 |
---|---|---|
50,000円(平均8時間程度走行した場合)~ |
平日80,000円~ 閑散期77,800円~ |
85,000円~(12時間拘束の場合) |
②1泊2日の場合
1泊2日利用の場合、120,000円〜240,000円ほどがレンタル料金の相場です。宿泊を伴う利用の場合は、交代運転手や運転手の宿泊費も実費で払う必要があります。レンタル料金にこれらの費用は加算されていないので、実費分も含めた料金想定をしましょう。なお、運転手や添乗員の宿泊地はご自身で探して予約しなければなりません。少しでも不安がある場合はバス会社に相談するのも良いでしょう。
A社 | B社 | C社 |
---|---|---|
90,000円~200,000円(往復) |
68,420円~99,792円 |
96,000円~104,000円 |
③2泊3日の場合
2泊3日利用の場合、180,000円〜280,000円ほどがレンタル料金の相場です。上述した通り、宿泊を伴う場合の運転手にかかる費用がプラスされることを忘れないようにしましょう。また、有料・高速道路代やバスガイド代、立ち寄った先の有料駐車場代などもご自身の負担となります。運転手用の宿泊地同様、バスの駐車場も探す必要があるので、当日慌てないようにあらかじめいくつかピックアップしておくと安心です。
A社 | B社 | C社 |
---|---|---|
127,000円~138,000円 |
205,260円~ |
144,000円~156,000円 |
マイクロバスのレンタルはたびの足がおすすめな理由
マイクロバスのレンタルは、たびの足がおすすめです。
たびの足では、お客様のニーズに合った最適な貸切バスのご提案を行っています。貸切バスの料金の見積もりはWebの専用フォームもしくはお電話から受付可能で、専用フォームは24時間いつでもご利用でき、最短5分で回答を確認できます。
運転手付きのマイクロバスのレンタルに関するご相談・ご予約はたびの足をぜひご活用ください。
まとめ
マイクロバスを所有しているレンタカー会社であれば運転手なしでレンタルすることも可能です。しかし、マイクロバスを扱うレンタカー会社は少なく、遠くの営業所までとりに行ったり、返却したりするのは非常に大変です。運転できる人も限られてしまうので、誰か一人に負担がかかることも珍しくありません。
運転手付きのマイクロバスなら、運転はプロに任せられます。移動経路や駐車場の有無などの下調べもすべて任せられるため、全員でリラックスしてバス旅行を楽しめますよ。