マイクロバスの18人乗りのサイズはどれくらい?定員数や注意点についても解説

18人乗りのマイクロバスは、比較的コンパクトなサイズでありながら、快適な移動を提供できるバスです。このマイクロバスは、団体旅行や送迎、研修など、さまざまなシーンで重宝されています。しかし、トランクが設置されていないため、荷物の置き場所や座席間のスペースには特に注意が必要です。今回はマイクロバスの定員数や注意点について詳しく解説します。

マイクロバス18人乗りのサイズと特徴

送迎や研修、短距離移動に最適なのがマイクロバスです。大型バスや中型バスよりも小さめサイズですが、リーズナブルにレンタルできるので費用を抑えたい時にも便利なバスとなっています。

サイズ

マイクロバスのサイズ

マイクロバスのサイズは車種により異なりますが、一般的には長さが約7m、幅が約2m、高さが約2.6〜2.8mです。重量に関しては中型自動車の枠内に収まるサイズであり、車両総重量は8,000kg未満、最大積載量は5,000kg未満となっています。

このサイズは小回りが利きやすく、狭い道にも適しているため、観光や送迎など幅広い用途で利用されています。また、補助席を含めた定員も増やせるので、小規模の団体に特に人気です。

定員人数

マイクロバスの車内

一般的なマイクロバスの正席定員は18〜21名ほどで、補助席を加えると23〜27名程度まで乗車可能です。マイクロバスの区分で最大定員は29名ですが、一般的には21名程度が標準的と考えられます。

また、子どもの座席数については、道路運送車両の保安基準により「大人1人分の席は子ども1.5人分」と換算されるため、12歳以下の子ども3人で大人2人分の座席に座ることも可能です。しかし、この場合は1人1人にシートベルトを装着させるのが難しくなるため、安全性を考えると子ども1人につき1席を確保するのが望ましいでしょう。

座席表

上述した通り、マイクロバスの座席数は18〜21席が標準です。座席数が多いと座席間のスペースは狭くなりますが、基本的な座席配置はほとんど変わりません。

マイクロバスを利用する際に注意すべき点は、トランクが設置されていないことです。そのため、車内はほとんどが座席で占められています。満席の場合、荷物を置くスペースがなくなるため、荷物の量には十分注意が必要です。事前に各乗客の荷物の数や量を確認し、多くの荷物を持ち込む予定がある場合は、必要に応じて別途運搬手段を考えておくことがおすすめですよ。このような事前の準備が、ストレスの少ない旅行体験につながりますよ。

タイプ 座席図 座席数 補助席 全座席
  座席図 21 6 27
  座席図 18 5 23

※このページで使われている貸切バスの写真や座席図はイメージ写真です。

種類

ここでは18人乗りマイクロバスの種類をご紹介します。サイズはほとんど一緒であるものの、車種によって特徴や乗り心地が異なりますので、快適さや優先事項、使い勝手が良さそうな車種を選んでくださいね。

ローザ

ローザは、三菱ふそうが製造するマイクロバスです。一般的に、海外で作られるマイクロバスは路線バスとして利用されます。一方日本では路線バスよりも個人や法人によるイベントの送迎に頻繁に使用されることが多いようです。ローザは、ホテルや旅館の送迎、冠婚葬祭や社員旅行などさまざまなシーンで使い分けられているマイクロバスとなっています。

リエッセⅡ

リエッセⅡは、トヨタ自動車が製造する人気のマイクロバスです。基本設計は1992年に発表され、その後数回のマイナーチェンジを経て進化を遂げています。最新のリエッセⅡは、現代の利用者のニーズに応じた先進的な装備や、環境に配慮した性能を備えており、より快適で安全な移動を提供しています。特に、乗客の快適性を考慮した広々とした車内が特徴です。また、燃費性能の向上や排出ガスの低減など、環境面でも優れた性能を発揮しています。

ジャーニー

いすゞ自動車のジャーニーは、日産・シビリアンのOEM供給によるマイクロバスです。これは、1993年にいすゞが乗用車の製造から撤退したことが背景にあります。現在のモデルはガソリンエンジンのみを搭載していますが、過去には2008年にディーゼルエンジンモデルが登場しました。しかし、2010年にはディーゼルエンジンが廃止されました。ジャーニーはポスト新長期排出ガス規制や九都市低公害車に適合しているため、車内の騒音が抑えられ、快適な乗車体験を提供します。

車内設備

マイクロバスの車内設備

マイクロバスの車内には、ETCをはじめ、テレビやDVDプレーヤー、カラオケなどの設備が充実しているため移動中も快適で多様な過ごし方ができます。研修やビジネス目的での移動中には、テレビで研修用DVDを流してグループ全体で視聴したり、観光やレジャーでの利用ではカラオケで盛り上がったりと、移動中の時間を有効活用することが可能です。

特に長距離移動の際には、ただ座っているだけでなく、こうした設備によって快適で楽しいひとときを過ごせます。加えて、高速道路利用の際の料金は実費精算が必要です。この点ETC機能が搭載されたバスなら、ETCカードを挿入するだけでスムーズに料金所を通過できるため、時間や手間が大幅に省けて非常に便利です。

トランクのサイズ

バツ印をする女性

マイクロバスには通常トランクスペースがなく、トランクルームや荷物棚も装備されていないため、大きな荷物は座席や補助席に置く必要があります。たとえば、15名程度で利用する場合は座席に余裕があり、荷物を置くスペースが確保しやすいです。もし定員近くの人数で利用する際は、荷物をできるだけコンパクトにするなどの工夫が求められます。

特に、宿泊を伴う旅行では、人数や荷物の量に十分な配慮が必要です。宿泊用のスーツケースやバッグが多い場合、マイクロバスでは収納が難しく、座席が圧迫されてしまうこともあります。このような場合は、より大きな小型バスや中型バスを検討するのが良いでしょう。これにより、快適な座席スペースが確保でき、長距離の移動でも窮屈になりにくく、荷物の取り扱いもスムーズになります。

18人乗りのマイクロバスの運転免許

運転免許証

18人乗りのマイクロバスを車両のみでレンタルする場合は、運転手を自分たちで選ぶ必要があります。その際、「中型免許(8t限定なし)」または「大型免許」を持つ方のみが運転可能ですので注意が必要です。マイクロバスは中型車区分に該当するため、普通免許や「中型免許(8t限定)」では運転できません。

つまり、18人乗りのマイクロバスを運転するためには「中型免許(8t限定なし)」または「大型免許」が必須です。

マイクロバス18人乗りを運転する時の注意点

ここではマイクロバス18人乗りを運転する時の注意点をご紹介します。駐車場や駐車場料金など事前に知っておくと当日焦らずに済みますよ。

マイクロバスの駐車場手配について

大型車用駐車場

マイクロバスをレンタルする際には、駐車場を自分たちで探す必要があります。特に、観光地やイベント会場などでは専用の駐車スペースがない場合も多く、駐車スペースの確保が難しいこともあります。そのため、事前に複数の候補地を調べておくことが非常に重要です。これにより、当日慌てることなく、安心して駐車場を利用できます。

また、駐車場料金は自己負担となるため、その点も十分に考慮しましょう。さらに、高速道路を利用する場合の通行料金も実費負担となるため、予算に影響を与える可能性があります。こうしたコストは見落とされがちですが、事前にしっかり計算しておくことで、予算オーバーや予期せぬトラブルを防げますよ。これにより、よりスムーズな移動が確保でき、楽しい旅行やイベントをストレスなく楽しめるでしょう。

駐車料金は別途負担

料金計算

マイクロバスは中型車に分類されるため、一般的な自家用車用の駐車場には対応していないことが多く、駐車できる場所をあらかじめ自分たちで確保する必要があります。特に、観光地やイベント会場などでは、マイクロバス専用の駐車スペースがない場合も多く、少し離れた場所の大型車対応駐車場を利用しなければならないケースもあります。事前に駐車場の候補をいくつか確認し、マイクロバスを停められるかをチェックしておくと安心です。

また、マイクロバスのサイズは長さ約7m・幅約2m・高さが約2.6〜2.8mあり、この寸法に対応できる駐車場を探すのがポイントです。事前に駐車スペースのサイズも把握しておくことで、当日スムーズに駐車場所を確保でき、移動の際のトラブルも防ぎやすくなります。

まとめ

大型バス

18人乗りのマイクロバスは、中型バスや大型バスに比べてコンパクトで小回りが効くため、短距離の移動や研修、送迎に非常に適しています。座席間隔が狭いため、荷物の扱いには注意が必要です。特にトランクルームがないため、荷物は座席に置くことになります。満席の場合は荷物を置くスペースがなくなるため、人数や荷物を減らすなど、事前に調整しておくことが重要です。

また、テレビやDVDプレーヤー、カラオケなど多彩なエンターテインメント機能を備えているマイクロバスは、コストパフォーマンスにも優れ快適な移動を楽しめます。旅行やイベントの際に、楽しいひとときを提供してくれることでしょう。

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