60人乗りの大型バスを借りるには? バスの設備や料金、選び方を解説
2025/02/25
60人乗りの大型バスを借りるには?研修や社員旅行、合宿など大人数での移動に最適なのが大型バスです。大人数で利用すれば一人あたりのコストも抑えられ、移動の手間も省けます。今回は、長距離移動に最適な大型バスの設備や料金、選び方を詳しく解説するので参考にしてみてください。
- 60人乗り大型バスとは?
- 60人乗り大型バスの座席数とレイアウト
- 60人乗り大型バスの料金
- 60人乗りの大型バスを借りるメリット
- 60人乗りの大型バスを借りる際の注意点
- 60人を超えてバスに乗りたい場合はどうする?
- まとめ
60人乗り大型バスとは?

大型バスは、正座席数45~49人・補助席8~11人のバスです。補助席を全て使用した場合、最大60人が乗車できます。バスの中でも一番サイズが大きい大型バスは、長距離移動や宿泊を伴う移動に最適です。サイズは全長12m,車幅2.5m,車高3.7mで、日野自動車「セレガ」、いすゞ自動車「ガーラ」、三菱ふそう「エアロクイーン」 などの車両が一般的となっています。
大型バスの4つの種類
大型バスには、4つの種類があり、それぞれ異なる定員数や設備を持っています。
ダブルデッカー(定員数:49〜72人)
1階、2階ともに座席があるタイプのバスです。2階からは通常味わえないような景色を堪能できるので、特に観光シーンで人気があります。
大型ハイデッカー(定員数:45〜51人)
大型一般車よりデッキを高くしたものです。多くの荷物を収容でき、こちらも観光シーンで活躍しています。
スーパーハイデッカー(定員数:45~55人)
全高が3.6m以上で、座席からの眺望が抜群に良いスーパーハイデッカーは、ハイデッカーよりも床が高い作りになっています。このことから、床下に乗務員の仮眠スペースやトイレの設置も可能になり、バスの運用自由度も増えました。長距離乗っていても快適に過ごせるため、高速バスによく利用されています。
大型一般車 (定員数:41〜53人)
4列シートで、路線バスなどによく利用されており、車両の長さが9m以上あり41人〜53人乗車できます。床下のスペースはなく荷物を載せることはできません。
大型バスの設備
大型バスには、テレビモニターや冷蔵庫、トランクスペースやサロン席など、観光をより楽しめる設備が多くあります。サロン席では乗客同士がお互いの顔を見ながらコミュニケーションを取れるので、レクリエーションにも最適です。最大乗車可能人数が多ければ多いほどシート間や足元は狭くなるものの、車体自体は大きいのでそこまで気になりません。貫通タイプのトランクルームもあるため、ゴルフ送迎や合宿など荷物が多い場合でも安心です。なお設備は車両によって異なる場合もあるため、希望する設備がある場合はバス会社に確認してみましょう。
60人乗り大型バスの座席数とレイアウト
タイプ | 座席図 | 座席数 | 補助席 | 全座席 |
---|---|---|---|---|
サロン | ![]() |
45 | 8 | 53 |
![]() |
45 | 8 | 53 | |
特殊 | ![]() |
49 | 11 | 60 |
※このページで使われている貸切バスの写真や座席図はイメージ写真です。
大型バスは、全座席53人と全座席60人のタイプがあります。大型バスのスタンダードなサイズは12mです。座席数4列×10列+最後尾5席で正座席が45席のタイプ、サロンタイプの場合は座席数4列×8列で最後尾2列と5席をコの字にしたものとなっています。全座席60人の場合は、座席数4列×11列で最後尾5席のレイアウトです。
60人乗り大型バスの料金
3月~11月 | 12月~2月 | |
---|---|---|
平日 | ¥66,000~ | ¥63,800~ |
土日祝 | ¥71,500~ | ¥69,300~ |
大型バスの料金相場は、利用する時期や場所・移動距離・移動時間などによって異なります。観光需要が高まる3月〜11月のシーズンには若干高く設定されており、反対に、閑散期とも言われる12月〜2月のシーズンは比較的リーズナブルにレンタル可能です。 なお、エリアによっても料金が異なりますので、詳しい料金は見積もりの依頼をしましょう。
60人乗りの大型バスを借りるメリット

大人数が一度に移動できる大型バスは、長距離移動に最適な移動手段です。ここでは60人のり大型バスのメリットを詳しくご紹介します。
大人数で一気に移動できる
社員旅行や修学旅行、合宿など大人数で移動する場合は大型バスが最適です。仲間内で一緒に移動することで移動中も仲を深められます。また、同じバスで移動できるので集合場所を決める手間や各々が集合時間に遅刻してしまう心配もありません。時間管理がしやすいのでスケジュールも組み立てやすいです。
多くの荷物を積み込める
60人乗りの大型バスはトランクも広く、ゴルフ送迎や合宿など荷物が多い場合でも安心して利用できます。スキーやスノボなど、乗客1人1人の荷物が多くても広々としたトランクに積載できるので、心配なく移動可能です。大荷物を持ったまま公共交通機関などで乗り換えする場合、ストレスや疲れにつながります。一方大型バスであれば乗車しているだけなので快適に移動可能です。
60人乗りの大型バスを借りる際の注意点

ここでは60人乗り大型バスを借りる際の注意点をご紹介します。バス会社によっては車両を保有していなかったり、快適さを重視する場合そもそも60人乗り大型バスが向いていなかったりするケースもあるため、しっかりと把握しておきましょう。
60人乗れるバスの台数には限りがある
60人乗れるバスの台数は限られています。バス会社によっては取り扱っていない場合もあるため、エリアによっては注意が必要です。そもそも貸切バスは営業区域が決まっているため、区域外のバス会社に依頼できません。出発地によっては予約すらできない場合もあるので、60人乗れるバスを利用する際はまずバス会社に保有を確認しましょう。
長距離移動には向かない
60人乗り大型バスは、補助席を利用した場合の最大乗車人数となります。そのため、車内が狭く感じてしまう可能性もあるでしょう。特に身体の大きい方や大人だけが乗車する場合の長距離・長時間移動だと疲れてしまいます。そのため、快適な移動を優先するなら補助席の利用を控える、余裕ある座席利用がおすすめです。
60人を超えてバスに乗りたい場合はどうする?

大型バスの最大乗車可能人数は60人なので、61人以上でバスを利用する場合、車両を2台以上借りなければなりません。ここでは、60人を超えてバスを利用する場合の借り方について解説します。
大型バスに加えてマイクロバスを借りる
60人を超えて数人〜20人程度でバスを利用する場合は、マイクロバスがおすすめです。マイクロバスはバスの中でも比較的リーズナブルにレンタルできるため、費用を抑えたい時にも良いでしょう。ただし、トランクは付いていないので、荷物が多い時には向いていません。また、短距離移動や送迎に多く利用されていることから、大型バスや中型バスに比べると乗り心地はあまり期待しない方が良いです。
大型バスに加えて中型バスを借りる
60人を超えて数人〜20人程度乗りたい場合には、中型バスもおすすめです。スーツケースが12〜15個積載できる中型バスには、テレビやDVD、湯沸かしポットやカラオケなど大型バスとほとんど変わらない設備があるので、快適な移動ができます。ただし定員が30人以上になると、高速道路区分が「大型車」から「特大車」に変わるので、高速道路を利用する場合は注意しましょう。
大型バスを2台借りる
60人以上、さらに30人以上追加したい場合は大型バスを2台借りるのがおすすめです。トランクにスーツケース20~30個積載可能なので、ゴルフ送迎や合宿など荷物が多い時にも最適となっています。乗り心地を重視するなら、長距離移動に特化した大型バスが良いでしょう。座席のクッション性も高く足元のスペースも広めに設定されているので、快適さを重視するならおすすめの選択です。
2台以上借りる場合の注意点
特に繁忙期(3月〜11月)に2台以上のバスを借りる場合、車両が空いていない場合もあります。バスの空きがないと1台目と2台目で異なるバス会社に依頼しなければならないようなケースも発生するので、前もって予約がおすすめです。
まとめ

60人乗り大型バスは、大人数が一度に移動できる最適な移動手段です。シート間は少々狭くなりますが、車体自体が大きいのでそれほど気になることなく快適な移動ができます。なお、バス会社によっては60人乗り大型バスを保有していない場合もあるため、まずはバス会社に相談してみましょう。
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