マイクロバスは大型車に含まれる? 定員や設備、運転に必要な免許などを解説!

マイクロバスは大型車に含まれる?日帰りや少人数の送迎で多く利用されているのがマイクロバスです。短距離移動には最適なサイズ感で、23~27人ほどが乗車できます。今回はマイクロバスの定員や設備、運転に必要な免許などを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

マイクロバスの詳細はこちらから

マイクロバスとは? 大型車に含まれる?

マイクロバスは、一般的に長さが約7m・車幅約2m・車高約2.6〜2.8mで、23~27人が乗車できるバスです。マイクロバスは「中型車」に区分されるため、高速道路では中型車料金が適用されます。

区分 車種
特大車

大型バス・中型バス
(車両総重量8t以上で、乗車定員数30名以上)

大型車

中型バス
(車両総重量8t以上で、車長9m未満、乗車定員数29人以下)

中型車

小型バス・マイクロバス
(車両総重量8t未満、乗車定員数11人以上29人以下)

普通車

小型自動車・普通乗用自動車など

軽・二輪車

軽自動車・二輪自動車・小型特殊自動車など

ただし、3列シートの車両で重量の規定が「大型車」に該当する場合(車両総重量8t以上で、車長9m未満、乗車定員数29人以下)は、大型車扱いとなります。また、園児送迎用マイクロバスの場合、乗車人数が30人を超えると、こちらも「大型車」扱いとなるので、重量や人数の違いを把握しておきましょう。

バスの種類別スペック比較表

ここでは、バスの種類別スペックをご紹介します。

貸切バスの種類 定員 サイズ トランク
大型バス

45~49名(正席) / 補助席8~11名

全長12m,車幅2.5m,車高3.7m

スーツケース20~30個積載可能

中型バス

27名(正席) / 補助席なし

全長7~9m,車幅2.5m,車高3.5m

スーツケース12~15個積載可能

小型バス

15~24名/補助席なし

全長が約7m、全高約3.3m、全幅約2.4m程度

スーツケース10個積載可能

マイクロバス

18~21名(正席) / 補助席5~6名

全長約7m,車幅約2m,車高約2.6〜2.8m

なし

マイクロバスの大きさは小型バスとほとんど変わりません。しかし、定員24名前後の小型バスに比べると、マイクロバスは定員20名前後と、若干少なめです。

また、マイクロバスと小型バスの大きな違いは設備にあります。小型バスはトランクが装備されていたり、サロン席の用意ができたりと、大型バスとほぼ同様の整備があります。一方マイクロバスにはこのような整備がほとんど付いていません。そのため、スキーやゴルフなど荷物が多い移動の場合、車内に全ておさめる必要があります。

マイクロバスの設備・仕様

バスの車内

ここでは、マイクロバスの設備や仕様をご紹介します。当日慌てないように、特徴をしっかり把握しておきましょう。

設備

マイクロバスの車内設備には、ETCやテレビ、DVDやカラオケなどがあります。そのため、移動中にテレビで研修用のDVDを流したり、カラオケを楽しんだりすることも可能です。特に団体での移動だと、カラオケ大会ができるので仲間内だけでワイワイ盛り上がれます。なお、高速道路の利用料金は実費精算が必要となりますが、ETC機能が搭載されたマイクロバスであれば、ETCカードを差し込むだけで高速道路の利用も可能です。ETCカードを利用する場合は当日忘れないように持っていきましょう。

仕様

マイクロバスには、ビニールクロス貼りやフェルト張りのクッション仕様など、さまざまな種類があります。バス会社によって車内インテリアが異なるため、もしこだわりがあるようであれば前もって確認しておきましょう。バスの後部座席にもシートベルト装着が義務付けられたので、シートベルトはどの車両にも備わっています。補助席へのシートベルト取り付けも同様に義務付けられているので、小さめのバスとはいえ安心して乗車できますよ。マイクロバスは短時間での移動や団体旅行の利用において、快適さと安心感を兼ね備えた選択肢となるでしょう。

マイクロバスの運転に必要な免許

運転手なしでマイクロバスをレンタルする場合「中型免許(8t限定なし)」「8t限定なし中型二種免許」「大型免許」「大型二種免許」の免許を持っている方が必要です。普通免許や中型免許(8t限定)だと運転できないので、レンタルする際は免許の種類もしっかりと考慮してください。

マイクロバスを運転できる免許は以下です。

免許の種類 車両総重量 積載量 定員 マイクロバスの運転

8t限定なし中型免許

7.5t以上11t未満

4.5t以上6.5t未満

11~29人

できる

8t限定なし中型二種免許

7.5t以上11t未満

4.5t以上6.5t未満

11~29人

できる

大型免許

11t以上

6.5t以上

30人以上

できる

大型二種免許

11t以上

6.5t以上

30人以上

できる

普通免許では運転できないので注意

マイクロバスは、1970年まで普通免許で運転できていました。しかし1970年の道路交通法改正に伴い、普通免許では運転できなくなり、大型免許の取得が必須となったのです。その後2007年6月2日に再度改正された道路交通法により、マイクロバスは中型自動車として扱われるようになったので、大型免許だけではなく「8t限定なし中型免許」でも運転が可能になりました。

2007年6月2日以前に普通免許を取得した方は「8tに限る中型車」しか運転できないのでマイクロバスは運転できません。しかし、手続きを行えば8t限定の解除を行えます。免許証を確認して「中型免許(8t)に限る」と記載がある場合は、マイクロバスの運転ができないので注意しましょう。

マイクロバスの座席表

マイクロバスの正座席数は18~21人、補助席は5~6席で23~27人が乗車可能です。なお、マイクロバスの座席レイアウトはメーカーやバス会社によって異なります。マイクロバスは最大27人が乗車できる上に、中型バスや大型バスに比べるとレンタル費用も安く小回りが利くため、用途によっては一番最適なバスと言えるでしょう。

タイプ 座席図 座席数 補助席 全座席
  座席図 21 6 27
  座席図 18 5 23

※このページで使われている貸切バスの写真や座席図はイメージ写真です。

マイクロバスを借りるメリット

大型バス

ここではマイクロバスのメリットをご紹介します。短距離移動に最適なマイクロバスは、さまざまなシーンで使い勝手が良いほか、レンタル費用のリーズナブルさや小回りの良さも人気です。

少人数で貸し切れる

マイクロバスは少人数でも貸し切れます。他の乗客と相乗りする必要もなく、家族旅行や会社の研修、視察や旅行にも最適なサイズ感です。また、時間やルートを自由に設定できるため、目的地に合わせたオリジナルの旅程を組めるのも魅力となっています。途中で立ち寄りスポットを追加したり、食事の時間を調整したりと柔軟に変更できるのも特徴です。車内にはエアコンやテレビのほか、DVDやカラオケなどの設備も充実しているため、仲間内だけで盛り上がりながら移動できます。

コストを抑えられる

マイクロバスは、大型バスや中型バスに比べてコストを抑えられるのが魅力です。小型で燃費が良いので、長距離移動でも燃料代を節約できます。また、10~25名ほどが乗車できるため、グループ全員で費用を割れば、一人あたりの費用負担も軽くなるのでおすすめです。会社の研修や視察のほか、クラブやサークル活動、家族旅行などさまざまシーンで活躍します。さらに、大型バスや中型バスに比べると駐車場の選択肢も広く、駐車場代も安いため、観光地などでの駐車コストも削減できるのが魅力です。ETC機能を利用すれば、スムーズかつ効率的に高速道路の利用ができます。

道幅を気にせず利用できる

マイクロバスは、大型バスや中型バスに比べて車体がコンパクトなので、狭い道路や観光地の細い道でもスムーズに走行できます。伝統的な街並みが残るエリアや山間部、温泉地などの細い道でも通行しやすく、目的地のすぐ近くまで行けるのも嬉しいポイントです。

マイクロバスの貸切にかかる費用

運賃の説明の図

マイクロバスの貸切バス費用には、以下のものが含まれています。

  • マイクロバスの貸切料金
  • ガソリン代
  • ドライバーの人件費
  • 事故時の保険料

マイクロバスの貸切料金は【時間制運賃(バスを何時間走らせたかにより算出)】と【キロ制運賃(バスを何キロ走らせたかにより算出)】の2つで算出されます。(2023年8月25日付けで国土交通省から公示された運賃による)

最低運行時間は定められているものの、料金は地方運輸局ごとに異なるのが特徴です。同じ貸切バスの利用法であっても、例えば近畿運輸局が最も高く、北海道は最も安いといった違いがあります。各バス会社ごとに設定している料金やシーズン、利用条件によっても料金が異なるため、見積もりをしっかりと行い丁寧な比較検討が不可欠です。

なお、当日有料道路や高速道路を使用した場合は道路使用代が、駐車場を使用した場合は駐車場代がかかるので注意しましょう。

貸切マイクロバスの利用に適したシチュエーション

ここでは、マイクロバスがピッタリなシチュエーションをご紹介します。大型バスや中型バスに比べて小回りが効くので、さまざまな場所を巡りたい時にも最適です。

部署単位や友人同士での遠出

社員旅行

マイクロバスは24人前後が乗車できるため、大人数すぎず少人数すぎないちょうど良いサイズ感となっています。団体での移動にも最適です。

会社の研修や工場・施設の視察などで一緒に移動する場合、スケジュール管理がしやすいので、遅刻や迷子の心配もありません。また、企業の懇親会や日帰り旅行など、交流を深めるイベントにも最適です。移動中も仲間内だけの空間なので、コミュニケーションを楽しめます。大型バスを借りるほどの人数がいなくても、部署単位で気軽に貸し切れるので、費用を分担すれば一人当たりの費用負担を軽減できるのもメリットです。テレビやDVDプレーヤー、カラオケを利用すれば仲間内で盛り上がれます。

貸切だからこそ、自分たちのペースで自由に移動できるので、好きな場所に立ち寄りたい時や効率の良いルートで行きたい場合にもおすすめです。

荷物が少なめのお出かけ

旅行をする女性

大型バスや中型バスに比べて、マイクロバスはトランクスペースが限られています。そのため、荷物が少なめのお出かけに最適です。小さめのバッグやリュック、ビジネス用の書類や買い物袋などは座席の足元や車内の荷物スペースに収納可能なので、軽装の旅行に向いているでしょう。大型バスなどのようにトランクスペースはありませんが、車内ですぐに荷物を取り出せるので、効率良く時間を使いたい時にもおすすめです。

小旅行や観光、温泉巡りやイベントなど、大きな荷物を持たずに移動する場合も、マイクロバスが適しています。小さめの車体なので、狭い道や観光地の駐車場にも入りやすいです。スムーズな移動が可能なので、観光スポットをいくつも巡るプランの場合にはマイクロバスが良いでしょう。

短距離・短時間の移動

並んだバス

マイクロバスは、車体がコンパクトで小回りが利くため、短距離や短時間移動におすすめです。マイクロバスは大型バスや中型バスに比べて、渋滞の多い都市部や狭い道路でもスムーズに移動できるので、短時間で効率的に目的地へ到着できます。また、目的地が近かったり複数のスポットを巡る場合でも、自由にルート変更できるのが魅力です。近隣の観光地や飲食店に立ち寄る、といった贅沢な使い方もできます。

短距離移動であっても、テレビやDVDプレーヤー、カラオケなどの設備があるので、リラックスしながらの移動も可能です。狭い駐車場でも駐車しやすいので、気になるところへ気軽に立ち寄れます。短い時間でも仲間内で思い出作りをしたい、他の人に邪魔されたくない場合にもおすすめです。

マイクロバスの注意点

注意点を教える女性

ここでは、マイクロバスを利用する際の注意点をご紹介します。予約する前にしっかりと注意点を把握しておきましょう。

席数や設備はマイクロバスにより異なる

マイクロバスの座席や設備はバス会社によって異なります。そのため、最大定員数だけではなく、正座席数や補助席数をしっかり確認することが大切です。送迎目的でマイクロバスを使う場合、冷蔵庫やテレビ、カラオケなどの設備が付いていない場合もあります。設備にこだわりがあるようなら、この点もチェックしておきましょう。

床下のトランクルームはない

マイクロバスには、大型バスや中型バスに備わっているような床下トランクルームがありません。そのため、荷物は座席に置くか上段の荷物スペースにしか置けません。なおその場合、通路に荷物は置けないので、乗車人数ギリギリでバスを利用する場合は、前もって荷物数を確認しておきましょう。

まとめ

旅行をする女性

日帰りや少人数の送迎で多く利用されているのが、マイクロバスです。短距離・短時間移動には最適なサイズ感で、23〜27人ほどが乗車できる上に、大型バスや中型バスに比べるとリーズナブルにレンタルできるため、さまざまなシーンで利用されています。定員数や用途によっては、区分が中型車から大型車に変わったりするので、利用する際は注意しましょう。

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