マイクロバスの大きさはどれくらい?ミニバス・小型バス・中型バス・大型バスとの違いと定員を徹底比較

マイクロバスとは?特徴と基本スペック

マイクロバス

マイクロバスは、貸切バスの中でも中型自動車枠(8t未満)に分類されるコンパクトタイプのバスです。小回りの利くサイズ感とコストパフォーマンスの良さから、送迎や短距離旅行で人気があります。

全長/車幅/車高 約7.0m/約2.1m/約2.6m
車両総重量・最大積載量 8,000kg未満・5,000kg未満
乗車定員(最大) 約29名
一般的な正座席数 18〜21名
補助席数 5〜6席(合計23〜27名乗車可)
運転区分 中型自動車免許(8t限定なし)以上

マイクロバスの座席配置

マイクロバスの車内
  • 運転席のすぐ後ろに2人掛けシート、反対側には1人掛けシートが並ぶ配置が一般的。
  • 車内中央通路が広めに確保されているため、乗り降りしやすい構造。
  • 乗車人数が増える場合は補助席を利用すると、最大27名まで対応可能です。

マイクロバスの車内設備と快適性

マイクロバスのモニター

マイクロバスは、小型ながらも快適に過ごせる装備を備えています。

  • テレビモニター・DVDプレーヤー搭載
  • カラオケ設備付きの車両もあり
  • リクライニングシート完備(短距離~中距離でも快適)
  • 冷暖房・マイク・ETC など基本装備も充実

マイクロバスは全長7m前後とコンパクトながら、最大で29名まで乗車可能なバスです。
小型バスよりもリーズナブルで、大型バスよりも取り回しが良いのが特徴で、狭い道路や市街地でもスムーズに走行できます。
そのため、企業研修や送迎、日帰り観光などの短時間・中距離移動に最適な車種として、多くの利用シーンで活躍しています。

マイクロバスとミニバス・小型バス・中型バス・大型バスの違いを比較

貸切バスにはマイクロバス・ミニバス・小型バス・中型バス・大型バスなど、用途や人数に合わせてさまざまな種類があります。中でもマイクロバスは「コンパクトさ」と「乗車定員のバランス」が魅力で、研修や送迎など幅広いシーンで選ばれています。

しかし、それぞれのサイズ感や設備、料金の違いは分かりにくいですよね。ここでは、マイクロバスとミニバス・小型バス・中型バス・大型バスの違いをわかりやすく比較し、最適な車種選びのポイントを解説します。

ミニバス|10〜13名乗りで小回り抜群

ミニバス

ミニバスマイクロバスよりも小さなバスです。全長5m、車幅2m、車高2m程度が一般的なミニバスの大きさとなっています。

ミニバスの車両区分はマイクロバスと同じ中型車です。乗車定員は13名程度で、トランクルームはありません。車種によってはテレビが付いていますが、座席はリクライニングなしが一般的です。

小型バス|観光や送迎に便利な24名乗りクラス

小型バス

小型バスは、少人数での観光に適したバスです。マイクロバスよりも若干大きめの作りになっています。全長7m、車幅約2.3m、車高約3.3mが一般的な小型バスの大きさで、乗車定員は24名程度です。

小型バスは、定員数はマイクロバスと変わりませんが、トランクルームがあり、スーツケース12〜15個程度の積載が可能な点が特徴です。車内には、テレビやビデオ、冷蔵庫やカラオケ、湯沸かしポットなどの設備が整っており、また、小型バスの座席はリクライニングがあるため、快適に過ごせるでしょう。

中型バス|快適性と定員のバランスが良い27名乗り

中型バス

中型バスは、マイクロバスよりも大きなサイズのバスです。全長7〜9m、車幅2.5m、車高3.5mが一般的な中型バスの大きさで、乗車定員は27名程度です。トランクルームも完備されており、スーツケース12〜15個程度の積載が可能です。

車内には、テレビやビデオ、冷蔵庫、カラオケ、湯沸かしポットといった設備が整っています。座席はリクライニングシートありが一般的です。

大型バス|最大53名まで乗車可能なハイグレードタイプ

大型バス

大型バスは、マイクロバスと比較するとかなり大きなバスで、2階建ての作りになっている車種もあります。全長12m、車幅2.5m、車高3.7mが一般的な大型バスの大きさで、乗車定員は〜53名程度となっています。

大型バスはトランクルームも大きく、スーツケース30〜35個程度の積載が可能です。
車内には、テレビやビデオ、冷蔵庫やカラオケ、湯沸かしポットといった設備が整っており、座席はリクライニングシートありが一般的です。

マイクロバスが活躍するシーン

マイクロバスの小回りが利く大きさは、さまざまなシーンで便利に活用されています。 ここからは、マイクロバスの活用シーンとして具体例を紹介します。

空港や駅までの送迎

空港

マイクロバスにはトランクルームがないため、宿泊を伴う観光には不向きですが、ターミナル駅や空港までの送迎には適しています。乗車人数が少なければ、空いた座席にスーツケースを載せることも可能です。

結婚式や葬儀場までの送迎

結婚式場

結婚式や葬儀場までの送迎にも、マイクロバスが活躍します。最大27名を乗せることができるので、親戚で1台バスを借りると全員が同時に移動することができます。 運転手付きのプランなら自分たちで運転する必要はなく安心です。 また、レンタル料金も安いため、人数で割れば公共交通機関より交通費を抑えられる場合もあります。

貸切マイクロバスを運転手付きでレンタルした時の費用はいくら?運転手なしの場合とあわせて解説

少人数での研修

研修

会社などで郊外の施設に研修に行く際にもマイクロバスは便利です。車内にはテレビやDVDなどの設備が備わっているため、移動中に研修の事前説明なども可能です。運転手付きのマイクロバスなら郊外の研修施設にも楽に移動できます。

サークルやゼミの日帰り旅行に

サークル

宿泊を伴わない日帰り旅行であれば、マイクロバスでの送迎が便利です。郊外のテーマパークに行く場合などは、マイクロバスで移動するほうが交通費を節約できることもあります。 乗り換えなしで移動できる点も大きな魅力です。

旅館やホテルまでの送迎に

温泉旅館

最寄駅から距離がある旅館やホテルを経営している方には、駅からの定期送迎にもマイクロバスが便利です。「駅から送迎バスがある」とアピールすれば、集客アップにもつながります。 1日に複数回運行することで、多くのお客様の送迎が可能です。

マイクロバスを選ぶ際のチェックポイント

ガッツポーズをする女性

マイクロバスを選ぶときは、以下の点に注目して選ぶのがおすすめです。

運転手付きプラン・なしプランを選ぶ

マイクロバスには、運転手付きプランと運転手なしプランがあり、希望に応じて選ぶことができます。運転手付きプランの料金にはドライバーの人件費が含まれており、運転はすべてプロにお任せできます。一方、自分たちで運転する「運転手なしプラン」は、予約が取りやすくスケジュール調整もしやすいのが特徴です。

ただし、普通免許では運転できません。マイクロバスは中型車区分にあたるため、中型免許(8t限定なし)または大型免許が必要です。該当の免許を持っていない場合は、運転手付きプランを選ぶのが安心です。

マイクロバスは普通免許ではダメ!貸切バスを運転する為には?

車種を選ぶ

マイクロバスには、日野「リエッセⅡ」、いすゞ「ジャーニー」、三菱ふそう「ローザ」など、複数の車種があります。車種によって座席配置やデザイン、設備が異なるため、希望に合わせて事前に確認しておくとよいでしょう。

複数のバス会社から見積もりを取る

料金は同じ条件でも会社によって異なります。そのため、マイクロバスをよりお得に利用したい場合は、複数のバス会社に見積もりを依頼しましょう。1社だけで決めてしまわず、Web見積りサービスなどを活用することで、条件に合った最適なプランを見つけやすくなります。

マイクロバスをお得に予約するコツ

マイクロバスをお得に手配するなら、できるだけ早めに複数のバス会社へ見積もりを依頼することをおすすめします。見積もり結果を比較し、料金やサービス内容に納得できる会社を選ぶことが大切です。希望日時によっては、選べるバス会社が限られる場合もあるため、早めの予約が安心です

貸切バスの専門店「たびの足」では、最短5分で回答可能な無料見積もりフォームをご用意しています。Webからの見積もり依頼は24時間受付中です。
また、バス利用やプラン内容に関するご相談は、電話での見積もり相談も可能です。
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