貸切バスの[たびの足]

マイクロバスと中型バスの違いと選び方

観光スポットを効率よく巡るなら、運転手付きのマイクロバスや中型バスがおすすめです。
運転する疲れやストレスもなく、プロのドライバーによる運転で安心して観光ができます。
とはいえ、マイクロバスや大型バスはどのように違うのでしょうか。今回はマイクロバスや中型バスの違いや、レンタルする際の選び方をご紹介します。

マイクロバスと中型バスの違いとは

マイクロバス

まずは、マイクロバスと中型バスの違いをご紹介します。
結婚式や法事の送迎によく使用されるのが、マイクロバスです。
日帰り観光や1泊2日などの旅行などにも最適なサイズ感なので、乗ったことがある人も多いのではないでしょうか?
一方、中型バスは日帰り旅行や1泊2日の旅行で使用され、特にバスツアーにおいて人気を誇ります。
充実したトランクやサロン付きの中型バスもあるため、色々なシーンで活躍します。

マイクロバスと中型バス「大きさ」の違い

マイクロバスは、18〜21人が乗れる大きさである一方、中型バスは27人が乗れるほどの大きさです。
マイクロバスと中型バスは、見た目が多少似ています。
しかしバスの大きさが違うため、定員数も異なります。
人数によって選択間違いがないよう、正確な人数を把握しておくことが大切です。

マイクロバスと中型バス「サイズ」の違い

マイクロバスのサイズは、全長約6~7m、全高約2.6m、全幅約2.1mです。
21人まで乗車可能ですが、トランクがないため、荷物が多い時には不向きでしょう。
荷物を詰め込む際には座席を使用する必要があるため、参加者の荷物の量をしっかりと把握しておきましょう。
一方、中型バスのサイズは全長7~9m、車幅2.5m、車高3.5mです。
サイズはマイクロバスと大きく変わりませんが、リクライニングシートも備わっているので、長距離移動も苦にならないのが特徴です。

マイクロバスと中型バス「設備」の違い

マイクロバスには、カラオケやETCが備わっています。
車種によってはテレビやDVDがついているものもあるので、用途や年齢層に合わせてチョイスしましょう。
ただ、トランクがないため、荷物が多い際や座席に荷物を置けないほどの人数である場合は、あまり適していません。
一方で、中型バスにはテレビやDVDの他、冷蔵庫やカラオケ、湯沸かしポットといった豊富な設備があります。 充実したトランクルームもあるので、荷物が多い際でも安心です。
サロン付きの中型バスもあり、ゆったりとした移動時間を過ごせますよ。

中型バスのトランク

マイクロバスと中型バス「トランク」の違い

マイクロバスには、トランクの設備がありません。
そのため、荷物が多い移動の際には適していないバスと言えます。
一方で、中型バスには充実したトランクがあります。
一般的に、スーツケースは12〜15個ほど積載可能です。

マイクロバスと中型バス「座席」の違い

マイクロバスは、最大で21席の座席があります。
しかし、リクライニングが備わっていないため、短時間・短期間の移動に適しています。
一方で、中型バスにはリクライニングシートが備わっているため、多少ゆったりと過ごせるのが特徴です。
長距離移動も苦にならないため、移動が多いときには最適です。
また、自家用車では取り付けが義務となるチャイルドシートですが、マイクロバスや中型バスの場合は、設置が必須ではありません。
赤ちゃんを安全に乗せたいときは、チャイルドシートの使用も視野に含めた座席確保が必要です。

マイクロバスと中型バス「定員」の違い

マイクロバスの定員は18~21人です。
結婚式や法事の送迎によく使用され、日帰り観光や1泊2日などの旅行などにも最適なサイズ感なのが特徴と言えます。

中型バスの定員は27人です。
一度に多くの人数が移動できるため、日帰り旅行や1泊2日の旅行などに使用されます。
特にバスツアーにおいては多く利用されるバスです。

マイクロバスと中型バス「レンタル料金」の違い

バスをレンタルする際には、以下の料金が含まれています。

  • バスの車両代とガソリン代
  • 車両事故やバス車内の事故が対象の自賠責保険代

なお、ガソリン代・自賠責保険代以外の費用は当日実費での精算となるので、あらかじめ必要な予算を確認しておきましょう。

レンタル料に含まれない料金

  • 有料・高速道路代
  • バスガイド代(利用した場合)
  • 立ち寄った先の有料駐車場代
  • フェリー代(利用した場合)
  • 乗務員の宿泊代(宿泊を伴う場合)

マイクロバスのレンタル料金は、¥88,000(税込)~¥99,000(税込)ほどが相場です。
中型バスのレンタル料金は¥110,000(税込)~¥121,000(税込)が相場です。

マイクロバスと中型バス「運転免許」の違い

マイクロバスは、「中型免許(8t限定なし)」もしくは「大型免許」を取得することで運転が可能となります。
平成19年6月2日に登場した「中型免許」により、「普通免許・大型免許」の2種類だった免許の種類が、「普通免許・中型免許・大型免許」へと変わりました。
そのため、「中型免許を持っていれば、中型バスやマイクロバスが運転できる」と勘違いしてしまう可能性もあります。

しかし、「中型車は中型車(8t)に限る」との但し書きがある場合は、運転条件が制限されているのです。
この場合、中型免許で運転できる自動車は、法改正前の普通自動車と同じであるため、マイクロバスや中型バスは運転できません。

シーン別、マイクロバスと中型バスの選び方

ここでは、シーン別にマイクロバスと中型バスの選び方をご紹介します。
イベントごとによってはマイクロバスと中型バスそれぞれ最適なものがあるので、用途に合わせた選び方が大切です。

結婚式

「冠婚葬祭」はマイクロバスがおすすめ

空港から結婚式場など短距離の送迎であればマイクロバス
最寄り駅から結婚式場までの移動や、披露宴会場から二次会会場までの移動に多く利用されるのがマイクロバスです。
結婚式場が手配したバスの乗員人数に限りがあったり、結婚式場へのアクセスが不便だったりという時にもぴったり。
空港から結婚式場など、短距離の送迎であればマイクロバスが適しているでしょう。

遠足

「遠足」は中型バスがおすすめ

片道2時間以上であれば中型バスが楽
大人数で移動する遠足や修学旅行では、公共交通機関の利用は大変ですよね。
集合場所や改札の通過、移動時間など人数が増えるにつれ効率が悪くなってきます。
その点、バスを利用すると、公共交通機関での乗り換えもなく、プロのドライバーによる運転のため移動も安心です。
遠足や修学旅行は、人目を気にせずみんなで楽しみたいですよね。
特に中型バスはリクライニングシートがあるため、片道2時間以上であれば、快適に過ごせる中型バスがおすすめです。

サッカー合宿

「合宿」は中型バスがおすすめ

荷物が多い場合はトランクが充実している中型バスがいい
ゼミやサークルの合宿を行う場合、レンタカーや電車で移動する方も多いのではないでしょうか?
しかし、大人数が一度に移動する際は、車をいくつもレンタルする必要があったり移動する際に効率が悪かったりと、不便な面も多々ありますよね。
その点、バスを利用すれば、運転を運転手に任せられます。
仲間内でのコミュニケーション時間を多く取れ、移動も効率的にできるようになるのです。
合宿時はどうしても荷物が多くなってしまうため、充実したトランクの中型バスが良いでしょう。

ゴルフ送迎

「ゴルフ送迎」は荷物の量によって選ぶバスが変わる

定員いっぱいの人数ではなく、半分ぐらいの人数であれば座席にゴルフバックを置けるのでマイクロバスでも平気。定員に近い人数であれば中型バス
ゴルフで移動する際に一番考慮すべき点は、荷物の多さです。
荷物が多いとどうしても移動が億劫になってしまいますが、そのような時はバス移動がおすすめです。
バス移動であれば車内で打ち上げや表彰式が出来るほか、運転疲れやお酒が飲めないといった悩みもありません。
定員より半分以下の人数であればゴルフバッグを座席に置けるため、トランクがないマイクロバスでもよいでしょう。
ただし、定員に近い人数の場合は充実したトランクの中型バスが最適です。

送迎

「送迎」はマイクロバスがおすすめ

空港送迎、工場など従業員向けのシャトルバス、イベント送迎など短時間短距離の送迎であればマイクロバスがおすすめ
目的地から駅・空港へ向かう際や工場視察などを行う際には、マイクロバスがおすすめです。
従業員向けであったり、イベント時など短時間・短期間の送迎であれば、小回りの利くマイクロバスが向いているでしょう。

マイクロバスと中型バスの違いまとめ

マイクロバス

最後に、マイクロバスと中型バスの違いを改めてご紹介します。
見た目やサイズ感多少似ている2つですが、実際に利用するとなると思った以上に違いがあるでしょう。
間違った選択をしないよう、違いをしっかりと理解しましょう。

マイクロバスの特徴

結婚式や法事の送迎によく使用されるのが、マイクロバスです。
日帰り観光や1泊2日などの旅行にも最適なサイズ感。
ただ、トランクルームがないのでスーツケースやキャリーバックなどといった大荷物がある際は注意が必要ですよ。

マイクロバスの詳細・設備一覧
定員 18~21人
トランク なし
車両一覧 ・日野自動車「リエッセⅡ」
・いすゞ自動車「ジャーニー」
・三菱ふそう「ローザ」
設備 テレビ/DVD/カラオケ/ETC
有料道路区分 中型車

中型バスの特徴

27人までなら、中型バスがおすすめです。
日帰り旅行や1泊2日の旅行で使用され、特にバスツアーにおいて人気を誇ります。
補助席がないので27人以上になる可能性がある場合は、大型バスを利用しましょう。

中型バスの詳細・設備一覧
定員 27人
トランク スーツケース12~15個積載可能
車両一覧 ・日野自動車「セレガ」
・いすゞ自動車「ガーラ」
・三菱ふそう「エアロエースショートMM」 など
設備 テレビ/DVD/冷蔵庫/カラオケ/湯沸かしポット/リクライニングシート/トランクルーム
有料道路区分 大型車(一部特大車もあり)
マイクロバスの車内

バスの車種選びに困ったらプロへ相談しよう

マイクロバスと中型バス、どちらを選んだらよいか分からないときは、プロへ相談するのも1つの手です。
人数や用途、目的に合わせて最適なバスを選定してくれます。
失敗しないバス選びをして、素敵な時間を過ごしましょう。

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