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バスが自動で下がる?ニーリングとは何?イマドキのバスの常識機能をご紹介!

バスの乗客が少しでも楽に乗り降りできるように開発された「ニーリング機能」。近年、都バスを中心に導入が進んでいます。ニーリング機能がどのような動きで乗り降りを補助できるのでしょうか。今回はニーリングの機能や仕組み、ONとOFFの状態、さらに使用時のメリット・注意点についても解説します。

ニーリングとは

ニーリング

ニーリングとは、車高調整装置です。「膝をつく」というと意味の英語にちなんで、命名された機能であり、近年、導入が進んでいるノンステップバスに備わっています。車椅子の利用者や足腰が悪い年配の方向けに開発されました。

ニーリングの仕組み

ニーリングは車内に備わっているONボタンを押すことで、タイヤ4軸部分のエアサスペンション内の空気が抜かれて、車高を約5cm低くできます。また、扉と連動させることも可能で、完全停止・扉を開けた時に限り、車高が自動で下がります。また、扉を閉めた時も自動的に元の位置に戻すことが可能です。

ニーリング機能がONとOFFの違い

ONとOFFでは車高の高さが変わります。一見、見た目に変化がないように感じますが、乗り降りによる足腰の負担を減らし、特に高齢者や足腰が悪い方には大きな差となります。

ニーリングを使用するメリットと注意点

ニーリングを使用するメリット

ニーリング機能は足腰の悪い高齢者や介護を必要とする方が足腰に負担をかけずに利用するための機能です。また、ONとOFFもボタンひとつで操作ができ、扉と連動させることで自動対応も可能となるため、運転手の負担も軽減できます。

ニーリングを使用する際の注意点

ニーリング機能を使用する際は、縁石の高いバス停にはバスの車体を寄せ過ぎないようにしましょう。縁石の上に車体がかぶさり、ニーリング機能を利用した際に縁石にぶつけ、車体を傷つける恐れがあります。また、ニーリング機能の利用時は乗り入れの際に車体が傾くことがあるため、かえって乗客の負担になる場合もあります。

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