貸切夜行バスとは?活躍シーンや貸切バスならではの魅力をご紹介
2019/09/02
「夜行バスを自分たちの団体だけで貸切にしたい!」、「仕事が終わってからバス移動をして、目的地に早朝につきたい!」、そんな幹事の皆様におすすめしたいのが、貸切バスです!今回は夜行貸切バスの金額や貸切ならではの魅力をご紹介します。
貸切夜行バスってどんなバス?
貸切夜行バスは長距離の移動や現地での時間を有効活用できるため、とても人気があります。今回は貸切夜行バスがどんなバスなのか、わかりやすく解説します!
貸切夜行バスは「貸切バス」を夜に走らせる!
長距離移動に利用するバスには、高速バスと貸切バスの2種類があります。しかし、高速バスは基本的に貸し切ることができません。しかし、貸切バスは利用時間も自由に決められるため、夜間の走行も可能です。目的地に到着する日の前日に乗り込み、夜間を走行することで、当日は目的地でゆっくりと過ごせます。
何人乗れるの?
貸切バスには大きく分けて5種類あり、それぞれ定員と利用料金が異なります。
貸切バスの種類 | 定員 | 料金目安 |
---|---|---|
ミニバス | 約13人 |
約¥55,000円~約¥85,000(税別) |
マイクロバス | 18~27人 |
約¥55,000円~約¥85,000(税別) |
小型バス | 21~24人 |
約¥55,000円~約¥85,000(税別) |
中型バス | 約27人 |
約¥69,000~約¥103,000(税別) |
大型バス | 45~60人 |
約¥83,000~約¥120,000(税別) |
このように貸切バスには種類も豊富なため、さまざまな人数・プランにも対応できます。
【関連】[たびの足 貸切バスの種類]
料金は夜行バスより安い?高い?
貸切バスの利用料金は距離と人数によって、異なります。そのため、まずは気軽に見積もりを取るようにしましょう。また、バスの基本料金は以下の計算式で算出されます。
貸切バスの基本料金=時間制運賃+キロ制運賃+安全対策費用
しかし、高速道路を含む有料道路、ガイドは別料金なので注意が必要です。
また、車種にかかわらず、貸切バスの利用は土日・祝日が最も多く、利用料金も通常の20~30%増しとなります。
今回のテーマである貸切夜行バスを利用する場合、夜間運行が必要です。夜間運行は「午前2時から午前4時までの間に到着・運行・配車を伴う運行」と法律で規定されており、夜間走行に該当する時間と、走行距離が400キロを超える場合、運転手を2名手配しなければいけません。
そのため、貸切夜行バスは土日・祝日の利用にかかわらず、昼間の利用料金より高くなります。
【関連】[たびの足 料金を格安にできるおすすめスケジュール3選!]
貸切夜行バスの魅力&注意点
貸切夜行バスは昼間の利用よりも費用は高くなりますが、費用には代えられない多くのメリットがあります。
安心・快適に目的地まで過ごせる
貸切バスの車内は完全なプライベート空間となっており、周囲を気にせず、気の合う人たちと会話を楽しみながら、過ごせます。また、オプションを選択すればビデオデッキやコンセントなども用意できます。さらに貸切バスは基本的に持ち込みが自由です。そのため、好きなお酒やソフトドリンクを飲みながら、車内で宴会を楽しめるのも貸切バスの大きな特徴です。大型・中型の貸切バスの中には、後部座席をコの字に向かい合わせ、中央にテーブルを設置できるバスもあるので、参加人数や利用目的に応じて、カスタマイズするのもおすすめです。
自由に利用時間を設定できる
貸切バスは利用者のスケジュールに応じて、自由に時間を指定できます。そのため、行きは昼間、帰りは深夜といった運行スケジュールも可能です。出発前の状況に合わせて、調整できるため、無理な旅程になることもありません。
必要なオプションを選べる
貸切バスの中にはカラオケやビールサーバーなど、打ち上げや接待、宴会にぴったりなオプションもあります。そのため、目的に応じて、貸切バスの車内を盛り上げることができます。車内には自分たち以外の乗客がいないため、どんなに騒いでも心配ありません。
注意したいこと
自由なスケジュールを設定できる貸切夜行バスには、多くの魅力がありますが、注意点もあります。
特に注意したいポイントは目的地や移動時間です。目的地や希望する移動時間によっては、貸切バスの基本料金以外に追加費用が必要です。また、距離や利用時間によっては夜行高速バスより割高になる可能性もあります。さらに充実したオプションを選択できる人気の車種は予約が多く、予約が空いていない場合もあるため、旅行が決まった時点で早めに確認しておきましょう。初めて貸切夜行バスを利用する幹事さんは、少しでも気になる点があれば、すぐにバス会社に問い合わせるのがおすすめです。
貸切夜行バスをさらに快適に!知っておきたいポイント5選
貸切バスは人数に応じて、最適なサイズのバスを選択でき、さらにオプションを追加することで、退屈な車内時間を楽しく過ごせます。しかし、今回は貸切夜行バスをさらに快適に過ごすために知っておきたいポイント5選を特別にご紹介します!
くつろげる着替え・スリッパが便利
貸切バスは車内で快適に過ごせるように適切な温度設定がされていますが、人によっては暑すぎたり、寒すぎたりする場合があります。そのため、冷暖房による車内温度に適応できるように冬は重ね着用のセーターを、夏は冷えを防ぐためのカーディガンなどを持ち込みましょう。このようにすぐに羽織れる着替えやスリッパを持っていると、さらに快適に過ごせること間違いなしです!また、女性の場合、シートタイプのクレンジングを使ってメイクも落とせば、さらにリラックスできます。
乗車直前は食事を控えめに
食後2~3時間の間は胃腸が激しく活動するため、寝付きが悪くなります。貸切夜行バスに限らず、貸切バスは座席をフルフラットにできないため、どうしてもいつもより睡眠が浅くなってしまいます。そのため、乗車直前の食事はなるべく控え、食事内容も脂質や刺激物を避けたメニューにしておきましょう。また、睡眠導入に効果がある食べ物としてブドウ糖(炭水化物)やアミノ酸(たんぱく質)・ビタミン(特にビタミンB郡)を多く含む食事を摂取するのがおすすめです。
よく寝るために前日は徹夜…は大間違い!
楽しい旅行やイベントの前日は興奮して眠れないことがしばしば。夜間走行が発生する貸切夜行バスは騒音も大きく、慣れないバスシートでの就寝になるため、いつもより眠れない可能性があります。そのため、興奮して寝つきが悪い方の中には「前日は徹夜する」という究極の手段を取る方もいらっしゃいます。しかし、眠気が限界を越えて、バスの車内で眠りにつくことができたとしても、心身疲労の回復につながる睡眠にはなりません。結果的に翌朝の体調に影響が出てしまうので、体調を万全にするためにも前日は無理な徹夜は避けましょう。
好きなアーティストの音楽を聞き流す
大好きなアーティストの曲は自分にとって、一番リラックスできます。しかし、アップテンポな曲やシャウト、クラッシュなどの激しい音楽はリラックス状態にはなり難いため、貸切夜行バスで聞くのは避けましょう。好きな音楽を聴くことは睡眠導入の効果も高く、多くの人が車内で音楽を楽しんでいますが、音量のダイナミクスは控えめ、曲数も絞り、テンポがゆっくりしている音楽を選ぶことが大切です。
適度な運動で快適な睡眠ができる
適度な運動は快適な睡眠を促す効果があるため、貸切夜行バスに乗車する前にはウォーキングや散歩などを行うことがおすすめです。しかし、睡眠直前の激しい運動は交感神経を刺激し、神経を高ぶらせてしまうのでかえって眠れなくなりますので注意しましょう。
夜行貸切バスは安心・安全に利用でき、さまざまなオプションを楽しみながら、移動時間を過ごすことができます。また、人数や移動距離、移動する時間帯に応じて料金も変化するので、貸切バスに興味を持った方はぜひ「たびの足」にお問い合わせください