貸切バス・送迎バスの失敗しない借り方を解説

2024/04/24

貸切バス・送迎バスの失敗しない借り方とは？冠婚葬祭の送迎や合宿、研修で多く利用されるのが貸切バス・送迎バスです。レンタルする時期や利用時間によって料金が異なったり、人数や荷物の量によってもレンタル料金が異なるなど、注意すべき点が多々あるのです。今後貸切バス・送迎バスを利用する方へ、失敗しない借り方を詳しく解説します。

貸切バス・送迎バスの借り方

貸切バス・送迎バスはどのように借りるのでしょうか？ここでは一連の流れと注意点を見ていきましょう。

ステップ①見積もり依頼

まずは見積もりを依頼です。日程や人数から適切なバスを選択し、見積もりを依頼します。この際複数のバス会社で見積もりをすると、各バス会社が提案する価格やサービス内容を比較しやすくなるでしょう。コストを抑えたい場合や、予算計画をより具体的に立てたい場合は特におすすめですよ。

ステップ②見積もり回答

見積もりを依頼すると、早速見積もり回答が返ってきます。バス会社によって料金やバスの設備、ドライバーの取り揃えなどが異なるので、目的や用途に合ったバス会社を選びましょう。

ステップ③予約

希望のバス会社が見つかったら、早速予約です。予約時は、日程・人数・距離・利用期間などを間違えないように、必要事項を正確に記載してください。キャンセル料は、この予約の時点で発生してしまう場合が多いので、最終確認は怠らないようにしましょう。

ステップ④支払い

予約後は支払い依頼が来るので、金額に間違いがないか確認し支払いをします。支払い後に乗車券や契約書などを受理し、いよいよ当日です。

ステップ⑤出発

いよいよ当日、貸切バスで目的地へと向かいましょう。当日利用する乗車券を忘れずにしてくださいね。

近年は価格の安さで勝負しているバス会社も多くあります。しかし、貸切バス・送迎バスは安心して利用したいですよね。そのような時には、「自動車総合安全情報」のサイトで確認するのもおすすめです。「行政処分を受けた自動車運送事業者」を検索することで、貸切バスが安全か気軽に検索できます。
貸切バスを安全に利用したいなら、レンタルする際に確認しておくのがベターです。

また、貸切バスの安全性を図る指標である『セーフティーバスの認定』を受けているかも判断基準となります。星の数で貸切バスが安全であるかを評価しているのが特徴で、星の数が多いほど安全確保の取り組みを実施していることになるのです。乗車する全員が納得できる貸切バスを選んでくださいね。

バス会社に直接依頼

貸切バスの見積もりサイトを一切使わずに、自力でバス会社を見つけて予約をするという方法もあります。例年の行程をなじみのバス会社さんへお願いする場合には、一括見積もりサイトや手配会社に依頼するよりスムーズかもしれません。しかし、初めての行程でどのバス会社を使えばよいのか分からない場合は、どうしても時間と手間がかかってしまいます。 日本全国に数百以上あるバス会社の中から、お客様の行程で一番安いバス会社を探すのは並大抵のことではありません。

一括見積

貸切バスのサイトの中には、エリアによって分けられた複数のバス会社へ一括で見積もりできるサイトがあります。1度見積もりフォームを記入するだけで、複数社へ同時に見積もりできるのがメリットです。しかし、日時もバラバラに個別に届くバス会社の見積もりを比較し、お断りのメールや予約の手配など、どうしても手間がかかってしまいます。また車両やサービス内容もバス会社によって異なるため、その都度自分の希望が通っているか確認する必要もあるのです。貸切バスを手配するのに慣れている方であれば、さほど時間がかからないかもしれませんが、初めて貸切バスを利用する方にはあまりおすすめできる手段ではありません。

手配会社に見積依頼

手配会社に見積もり依頼をする場合、お客様の負担は見積もり内容をWebサイトもしくはお電話で伝えるだけです。
バス会社に詳しい熟練のスタッフが、日本全国のバス会社の中からお客様のご要望に最適なプランを選定し、バスの空き情報や出発までのやり取りなどすべて対応いたします。「どの車種を選べばいいか分からな。」「カラオケのついたバスはあるか」など、不明な点を相談できるのもメリットです。プロに任せることで、余計な時間を使うことなく最適なバスが手配できます。ただ、予約時に当日のバス会社が把握できないため、前もって乗る予定のバス会社を知りたい場合は向いていないでしょう。

貸切バスの手配「たびの足」は、業界最大級のネットワークを持血、最短5分でスピードお見積もりができます。「今すぐ料金を知りたい」「早く旅行の計画を立てたい」という方にも最適ですよ。

Web予約であれば、24時間いつでもお見積もりが可能ですので、忙しくてバス会社の比較ができない、電話をする時間がないという方にもおすすめです。

貸切バス・送迎バスの料金計算方法

貸切バス・送迎バスの料金は、平成26年4月から実施されている、国土交通省が定めた『公示運賃』で計算されます。この際に利用されるのが『時間制運賃』と『キロ制運賃』です。

• 時間制運賃
  バスを何時間走らせたかにより算出される運賃
• キロ制運賃
  バスを何キロ走らせたかにより算出される運賃

1時間あたりの運賃と1キロあたりの運賃は、上限〜下限が定められており、その範囲内で計算される仕組みです。
貸切バス・送迎バスをレンタルする時間は最低3時間からと決められているので、実際にバス利用時間が3時間未満だったとしても、3時間レンタルしたとみなされるので注意しましょう。

さらに、バスが車庫を出発する前と車庫に戻った後は、必ず安全点検を行う時間が必要です。それぞれ1時間ずつ、合計2時間必要となるので、これらの時間も運行時間に加算されることを忘れないでください。例えば、貸切バス・送迎バスを【7時間】借りた場合は、点検の時間【2時間】も合わせた【9時間】が、時間制運賃に加算されます。

キロ制運賃は、バスが車庫を出発しお客様がバスに乗車する場所までの移動距離も含まれます。バスを降りた後、バスが車庫に戻るまでの距離もキロ制運賃に加算されるので注意してください。

これらを踏まえ、貸切バス・送迎バスの料金計算方法は以下となります。

貸切バス・送迎バスの料金＝時間制運賃+キロ制運賃

また、貸切バス・送迎バスのレンタル料金には以下が含まれています。
※日帰りでも複数日利用でも同様です。

• バスの車両代
• ガソリン代
• ドライバー代
• 回送代金

なお、ガソリン代・自賠責保険代以外の費用は当日実費での精算となるので、あらかじめ必要な予算を確認しておきましょう。

貸切バスの追加料金

一方、貸切バスには追加料金がかかる場合もあります。上記で紹介した料金に含まれていないものは以下です。

• 乗務員仮眠所
• 有料道路代金
• 駐車場代金
• フェリー代金
• 交替運転者配置料金
  ※長距離・夜間運行における交代運転手を配置する場合に適用されます。（乗務員2名運行の場合など）
• 深夜早朝運行料金
  ※22時〜早朝5時の間に点検や走行する場合に適用されます
• 特殊車両割増料金
  ※標準的な装備を超える設備（リフト付等）を有する車両に適用されます

これらの料金もしっかりと考慮した上で、利用する貸切バスを検討しましょう。

貸切バス・送迎バスを借りる際のポイント

ここでは、貸切バス・送迎バスを借りる際のポイントをご紹介します。レンタルする時期や曜日によって料金が大きく異なりますので、しっかりと違いを把握しておくことが大切です。

貸切バスの利用時期

貸切バスや送迎バスは、特に観光需要が高まる3月〜11月はハイシーズンです。大勢の人がバスを使って旅行に出かけるので、貸切料金が高くなります。一方、閑散期である夏休み直前の7月上旬や、年末年始の12月上旬〜2月はオフシーズンで、利用しやすい時期です。繁忙期の場合は、閑散期と比べて1日あたりの料金は2〜4万円も差があるほどなので、時期も考慮しつつ利用の計画を立てましょう。

貸切バスを利用する曜日

土日祝日は特に旅行客が多くなるので、貸切バスもこれに合わせて料金が高くなります。また、全国的に平日の中でも週末の金曜日は料金が高くなる傾向です。これに続いて、木曜日・火曜日の順番で高めの料金設定がされています。一方、月曜日や水曜日は比較的安い料金で貸切バスを手配することが可能です。そのため、旅行の日程を立てる際に仲間内で相談したり、見積もりの際に貸切バス会社に直接相談したりするのも1つの手ですよ。

貸切バスの車種

貸切バスの車種は主に4種類です。

大型バス

貸切バスの中でも一番大きなサイズの大型バスは、町内会の旅行やサークル・部活の合宿など大人数での移動に最適です。トランクも大きいので、荷物の心配もありません。また、後部座席がサロンタイプのバスもあります。さらに、テレビ・カラオケ付きのものなどオプションプランが豊富なのも、大型バスの特徴です。

中型バス

中型バスは、貸切バスの中でもゆったりとした乗り心地がポイントの車です。
マイクロバスや小型バスよりも大柄なボディとトランクで、長い移動時間や、大切なお客様とのお時間をサポートいたします。
オプションで後部座席サロンタイプの中型バスもあるので、人数や用途に合わせて最適なバスを選びましょう。

マイクロバス

マイクロバスは、価格の安さが魅力です。快適さでいえば大型・中型バスほど良くはありませんが、マイクロバスは日帰りでのレンタルや送迎に最適ですよ。ターミナル駅までの送迎や空港送迎、研修施設や郊外の工場への送迎、定期送迎など、用途に合わせて柔軟に対応ができるのもマイクロバスの魅力の1つと言えるでしょう。

ミニバス

10名程度のご利用でしたらミニバスがお薦めです。車体は他のバスより小さいので、小回りが利き、住宅街や複雑な道も楽に走行可能です。技術研修や視察、観光や観光葬祭など、お客様の用途に合わせて、ご利用頂けます。

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つまり、ご利用すればするほど次回の貸切バスのレンタルもお得になるのです！

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