貸切バスの車種別に定員・乗車人数の違いを紹介
2021/11/12

貸切バスを手配する際は、定員や乗車人数に合わせて車種を選ぶ必要があります。 そこで今回は、貸切バスの車種別の定員や乗車人数の違いについて詳しく紹介します。
貸切バスの定員・乗車人数を車種別に紹介
まずは、貸切バスの車種別の定員や乗車人数、設備などの特徴について説明します。
大型バスの定員・乗車人数
貸切バスの中で最も大きなサイズのバスが、大型バスです。
定員は、正座席のみで45名〜49名程度、補助席が8名〜11名程度となっています。
合計すると乗車可能人数は53名〜60名程度です。
全長12m、車幅2.5m、車高3.7mとサイズがかなり大きく、トランクもかなり広いので荷物が多い団体旅行での利用も安心です。スーツケース20個〜30個は積載できます。
後部座席がサロンタイプになっているバスや、カラオケ付きのバスなど、設備やオプションが豊富なのも大型バスの魅力のひとつです。
【大型バスの特徴】
サイズ(大きさ) | 全長12m、車幅2.5m |
---|---|
車高 | 3.7m |
乗車人数 | 53名〜60名(うち、補助席8名〜11名) |
レンタル可否(運転手なし) | 不可 |
有料道路の区分 | 特大車 |
トランクルーム | スーツケース20個〜30個搭載可能 |
車種 | 日野自動車「セレガ」 / いすゞ自動車「ガーラ」 / 三菱ふそう「エアロクイーン」 など |
設備 | テレビ、ビデオ、冷蔵庫、カラオケ、湯沸かしポット、トランクルーム、リクライニングシートなど |
中型バスの定員・乗車人数
中型バスは、ゆったりとした乗り心地が特徴の貸切バスです。 定員は、正座席のみで27名程度で補助席はありません。 全長7〜9m、車幅2.5m、車高3.5mと大型バスより少し小さめの作りですが、トランクルームはしっかりとした広さで、スーツケース12個〜15個が積載可能となっています。
【中型バスの特徴】
サイズ(大きさ) | 全長7〜9m、車幅2.5m |
---|---|
車高 | 3.5m |
乗車人数 | ~27名程度(補助席なし) |
レンタル可否(運転手なし) | 不可 |
有料道路の区分 | 大型車(一部特大車もあり) |
トランクルーム | スーツケース12個〜15個搭載可能 |
車種 | 日野自動車「セレガ」 / いすゞ自動車「ガーラ」 / 三菱ふそう「エアロエースショートMM」 など |
設備 | テレビ、ビデオ、冷蔵庫、カラオケ、湯沸かしポット、トランクルーム、リクライニングシートなど |
小型バスの定員・乗車人数
小型バスは、トランクルーム付きで小さめの貸切バスです。
定員は正座席のみで21名〜24名程度、補助席はありません。
トランクルームには、スーツケース5個〜15個が積載可能となっており、少人数での観光や旅行にぴったりのバスです。
【小型バスの特徴】
サイズ(大きさ) | 全長7m、車幅2~2.3m |
---|---|
車高 | 3~3.3m |
乗車人数 | 21~24名程度(補助席なし) |
レンタル可否(運転手なし) | 不可 |
有料道路の区分 | 中型車 |
トランクルーム | スーツケース5個〜15個搭載可能 |
車種 | 日野自動車「レインボー7」「メルーファ7」 / 三菱ふそう「エアロミディMJ」 など |
設備 | テレビ、ビデオ、冷蔵庫、カラオケ、湯沸かしポット、トランクルーム、リクライニングシートなど |
マイクロバスの定員・乗車人数
マイクロバスは、小回りが利く小さめのサイズと価格の安さが魅力の貸切バスです。
定員は正座席のみで18名〜21名程度、補助席は5名〜6名程度となっています。
合計すると、乗車可能人数は23名〜27名程度です。
マイクロバスにはトランクルームが付いておらず、リクライニングシートもありません。
長時間の移動で使用するというよりも、日帰りでのグループ旅行や空港・駅までの送迎にぴったりのバスです。小回りが利くので住宅街までの送迎が可能なところも魅力です。
【マイクロバスの特徴】
サイズ(大きさ) | 全長7m未満・総重量8トン未満 ※スーパーロングサイズの場合、12m |
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車高 | - |
乗車人数 | 23~27名程度(うち、補助席8名〜11名) |
レンタル可否(運転手なし) | 可 |
有料道路の区分 | 中型車 |
トランクルーム | なし |
車種 | 日野自動車「レインボー7」「メルーファ7」 / 三菱ふそう「エアロミディMJ」 など |
設備 | テレビ、DVD、カラオケ、ETCなど |
平日9:00 ~ 17:00/土曜日9:00 ~ 13:00/日祝定休日
定員数だけじゃない!貸切バスの選び方
貸切バスの車種を選ぶ際、まず決め手となるのが定員や乗車人数です。
しかし、定員や乗車人数以外にも、貸切バスを選ぶ際のポイントはいくつかあります。
そこで続いては、想定されるケース別におすすめの貸切バスの選び方について紹介していきます。
50名での社員旅行におすすめの貸切バス
50名での利用の場合、大型バス1台でも補助席を利用すれば乗車することは可能です。
ただし、大型バス1台のトランクルームに積載できるスーツケースの数は20個〜30個程度のため、泊まりがけで1人1つずつ荷物がある場合には、荷物が入りきらない可能性が高いです。また、長時間の移動を伴う場合、定員ギリギリの乗車では少し窮屈に感じてしまうでしょう。
全員の荷物やお土産を問題なく積載し、また車内でゆったりと過ごすことを想定すると、50名での社員旅行なら中型バス2台を手配するのがおすすめです。
30名でのバス遠足や修学旅行におすすめの貸切バス
学校や地域の子供会行事など、30名程度で遠足や旅行に行く場合はどうでしょうか。
子供たち30名が乗車するのであれば、大型バス1台でも定員に余裕があります。子供用のスーツケースであれば、1台で30個積載することができるでしょう。
貸切バスを2つに分けるとなると、引率の大人がそれぞれに乗車する必要があり、点呼も難しくなります。そのため、子供たち30名を乗せての移動なら大型バス1台の手配がおすすめです。
20名での日帰り観光におすすめの貸切バス
20名のグループで日帰り観光旅行に行く場合は、ゆったりと過ごせる小型バスの手配がおすすめです。
日帰りであればスーツケースなどの大きな荷物はないケースがほとんどですが、お土産などでトランクルームを使用する可能性があるでしょう。また、長時間の移動を伴う場合は、リクライニングシートに座ってゆったり過ごせる小型バスが快適です。
10名未満での空港送迎におすすめの貸切バス
10名未満の少人数で海外及び国内旅行に行く場合、空港までの送迎にはマイクロバスの活用がおすすめです。
貸切バスの中で最も小さいマイクロバスですが、定員は正座席のみで21名まで可能なため、10名未満での利用なら空いた座席に大きめのスーツケースを載せて運ぶことも可能です。マイクロバスなら小回りが利くので、住宅街から空港までの送迎もスムーズに行うことができます。乗り換えもないので公共交通機関よりも楽に空港まで移動することができておすすめです。
貸切バスの定員・乗車人数は補助席利用を含めて良い?
貸切バスの定員や乗車人数を考える時は、補助席を含めて考えても問題はありません。
ただし、高速道路を走る場合や夜間移動を伴う場合には、補助席が使えなくなる可能性があります。バスの車種によっては補助席にシートベルトが付いていない場合もあり、そのようなバスでは高速道路で人を補助席に座らせたまま走行することができないのです。
また、長時間の移動を伴う場合、補助席に座っている人が疲れてしまったり、車酔いで体調を崩してしまう可能性もあります。
高速道路での移動を考えている長距離の日帰り旅行や、宿泊を伴う旅行については、正座席のみで定員・乗車人数を考えておくと安心でしょう。
貸切バスは車種別の定員・乗車人数を把握して適切なものを選ぼう
貸切バスを手配する際には、利用する人数に合わせた定員・乗車人数の車種を選ぶ必要があります。また、人数以外に「スーツケースを何個乗せるか」「高速道路を走行するか」といったポイントも重要になってきます。当日になって焦らないためにも、見積もり前によく検討して車種を決定するようにしましょう。
貸切バス専門店のたびの足では、24時間受付可能なWEB無料見積もりフォームに加え、お電話での見積もり・予約受付、Zoomを活用したオンライン相談サービス(事前予約制)を行っております。お電話やオンライン相談サービスでは、バスの選び方から最適な旅行プランまで、お客様のケースに合わせた多様なご提案が可能です。貸切バスの車種選びに迷っているという方にも適切なアドバイスをさせていただきますので、社内旅行や学校行事などで貸切バスをご利用の際はぜひたびの足までお気軽にご相談ください。