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バス酔いの対処方法!乗り物酔いしないための予防法を徹底紹介!

費用を抑えながら長距離の目的地に移動できるバスは、旅行や団体移動に欠かせない交通手段です。一方で、長時間の乗車や車内での飲食は、辛いバス酔いを招くきっかけとなってしまいます。

今回はこんな方の疑問を解決します。

  • バス酔いをしたくない
  • バス酔いの対処方法を知りたい
  • バス酔いの予防法を知りたい

バス酔いの原因と特徴とは

貸切バスの旅行は、荷物の量を気にする必要もなく、時間に縛られることもないため、たくさんの長所があります。しかし、バス酔いしやすい人にとっては、楽しい旅行が一転して、最悪の思い出になってしまう可能性もあります。しかし、バス酔いしやすい人には共通する原因と特徴がありました。

乗り物酔いを引き起こす3つの条件とは?

乗り物酔い

乗り物酔いは、3つの条件が揃ったときに発症してしまう、いわば誰もが発症する可能性のある症状です。一般的に乗り物酔いは以下の条件を満たせば、誰でも発症してしまいます。

  • 目反射(不規則な情報や強い刺激が目から入ってくる情報)
  • 脊髄反射(不規則な加速や振動、激しい揺れを体で感じる情報)
  • 自律神経反射(睡眠不足などのコンディション不良)

これら3つの条件揃うことで乗り物酔いを発症すると考えられています。

バス酔いの原因

バス酔いをする原因として、以下が考えられます。

  • 疲労や睡眠不足による体調不良
  • バス車内のよどんだ空気
  • 知らずに不快と感じる室温・湿度
  • ガソリンや香水、食べ物などの強いにおい

疲労や睡眠不足は体調不良の原因であり、バス酔いの原因となってしまいます。また、高速道路を利用することもあるバスでは、自由に窓を開けることができません。そのため、よどんだ空気や強いにおいを喚起できず、バス酔いを引き起こしてしまいます。

バス酔いしやすい人の特徴

バス酔いしやすい人は一般的に以下の特徴があるといわれています。

  • 乗り慣れていない人
  • 乗り物への不安が強い人
  • 精神的なストレスを抱えている人
  • 低血圧の方(特に子ども)

また、乗り物酔いは小学校入学頃からみられるようになり、高学年になるほど増える傾向があります。なかでも低血圧の子どもは乗り物酔いしやすいといわれています。

バス酔いの症状が出る前に注意すべきこと

車酔いをしやすいという方は、必ずしも体質とは限りません。車酔いを止めるポイントを押さえ、事前に気を付けておくことで車酔いを回避できるかもれませんよ。そこで車酔いに効果的といわれる方法をご紹介しましょう。

揺れにより三半規管への刺激

バスをはじめ、車は加速や減速、カーブにより不規則な動きをするため、三半規管が刺激され、車酔いを誘発してしまいます。また、窓際の席では実際に観える景色と平衡感覚がずれてしまいます。このような状況が続き、限界点を超えると自律神経のバランスが崩れ、車酔いになると考えられています。
そのため、バスの中ではなるべく遠い景色を観るなどをして、自律神経のバランスを保つようにしましょう。

不快に感じるにおい

乗り物酔いは排気ガスやガソリンの臭い、また芳香剤や柔軟剤など人が不快に感じる臭いによっても引き起こされます。また、臭いによる自律神経の負担が車酔いを発症させるため、臭いの強い食事や飲み物も原因となってしまいます。
臭いが気になる場合は座席を変えてもらう、臭いが強い柔軟剤を使った衣服を着ていかない、臭いの強い飲食物を持ち込まないなどの対策が必要です。

睡眠不足や体調不良

睡眠不足は自律神経を弱らせ、バス酔いを誘発しやすくなります。そのため、バスに乗車する前日は十分と睡眠を取りましょう。夜更かしはさせずに、事前に準備を済ませ、帰宅したら、すぐに就寝できるようにしておくこともおすすめです。
そのほか、疲労が溜まっている場合も自律神経に悪影響を与えるので、バスに乗る前はしっかりと休養し、体調を整えることが大切です。

体を締め付けるような服装は避ける

ベルトやきつめの下着といった体を締め付けるような服装は避けましょう。高速バスや貸切バスは長時間バス車内で座っている必要があるため、きつめの服装は体調不良の原因になります。長時間座席に座ってもきつくない緩めのパンツやスカート、少し大きめの下着、セーターやカーディガンといったふんわりとした衣類がおすすめです。

空腹も満腹も避ける

バス酔いは空腹状態、満腹の状態はどちらもバス酔いになりやすい傾向があります。そのため、バスに乗る直前は軽食のみの食事にしましょう。また、食事メニューも脂質や辛い物などの刺激物は避け、ビタミンCやブトウ糖、ビタミンを多く含むメニューを摂取すると効果的です。揚げ物などは避け、野菜を中心にしたサンドイッチなどがおすすめです。

上記の5つは必ず気を付けましょう。それでも不安だという方は、食べ物やグッズを使って対策してみてもよいかもしれません。

バス酔いを防ぐ!おすすめの席

バス酔いは、座席の位置によっても発症しやすくなります。一方で、バス酔いになりにくい座席位置もあるので、乗り物酔いをしやすい場合は座席の位置を確認し、必要であれば事前に座席変更が可能かどうかお願いしてみましょう。

後ろの席より前の席

バス酔いは、後方の座席よりも前方の座席の方が発症しにくいといわれています。前方の座席であれば、窓際から見る景色以外にフロントガラスからの景色を観ることができるため、広範囲の景色を楽しみながら、バス酔いを防止できます。

また、出入り口からも近く、サービスエリアでの休憩で新鮮な空気が入りやすいので、臭いによるバス酔いも軽減できます。

前の席が無理ならせめて窓側

事情により、前方の席の確保が難しい場合は窓側の席に座りましょう。バス酔いを防ぐためには、なるべく遠くの景色を見つめると効果的です。車内でのスマートフォンの使用や読書は目が疲れ、バス酔いを誘発する原因になるため、移動中はなるべく外の景色を楽しみましょう。

逆に酔ってしまう席

バスの後方座席は最もバス酔いをしやすい座席といわれています。入口からも遠く、空気がこもるため、不快な臭いが充満しやすくなります。また、後部座席はバスの加速・減速、カーブなどによるバスの揺れを最も大きく感じる位置でもあります。そのため、バス酔いをしやすいお子様はなるべく後方座席に座るのは避けましょう。

バス酔いを引き起こしてしまったときの対処法

バス酔いにどれほど気を付けていても実際になってしまう方もいます。そんな時に酔い止めを飲まずに治す方法をご紹介します。

薬を使わずに自然療法で対処する!

車酔いへの対処方法のひとつとして、自然療法に頼るやり方が挙げられます。

対策方法 詳細説明
サングラス

サングラスは、目から入ってくる情報を和らげる効果が期待できます。

車酔い防止リストバンド

車酔いに効くといわれている「内関(ないかん)」というツボを刺激し、車酔いを防ぐ、または軽減する効果があります。

唾液の出る食べ物

唾液が分泌されると三半規管の調子が整うため、唾液が出るガム、梅干し、スルメなどの食べ物を食べるのがおすすめです。

ショウガ

ショウガには、ジンゲロールやショウガオールという成分が含まれていて、消化不良を改善する、吐き気を抑えるなどの働きをします。

炭酸水

炭酸水には、胃腸の調子や自律神経を整える働きがあるといわれており、ドライブ中の飲み物としておすすめです。

助手席に座る

助手席に座り、前方向を見ていることでも、車の動きをある程度予測できるため、車酔いを防ぐ効果があります。

運転する

運転中には、今後起こる車の動きを予測できるため、車酔いが起きにくいといわれています。

バス酔いに効く成分

バス酔いに効果的な成分を摂取することで、乗り物酔いを効果的に防ぐことができます。今回はバス酔いに効く成分をご紹介しましょう。

クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、プロメタジン、メクリジン、ジメンヒドリナート等

これらの成分は、めまいを抑える効果があります。また、鼻炎薬の副作用として知られており、眠気を催すため、乗車中に寝てしまうことで乗物酔いを回避できます。

カフェイン、ジプロフィリン、アミノフィリン、テオフィリン

これらの成分は中枢興奮作用があり、揺れの矛盾から起こる感覚の混乱を抑え込み、めまいを軽減することができます。

スコポラミ

スコボラミは自立神経の反射反応を抑えて、吐き気やめまいを軽減します。吐気やめまいに優れた効果を発揮することから、乗物酔いの有効成分として知られています。

アミノ安息香酸エチル

アミノ安息香酸エチルは胃粘膜の知覚神経を麻痺させ、反射性の嘔吐を防ぎます。胃腸薬にも配合されている吐気止めの成分として知られています。

ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素

これらの成分は中枢神経系の抑制することで、嘔吐やめまいを軽減します。また、鎮静作用により不安や緊張を取り除き、経験則からくる乗物酔いにも効果を期待できます。

市販のお薬(年齢別)を紹介

事前に市販薬を飲んでおくことでも、効果的に乗り物酔いを防ぐことができます。

子ども用の乗り物酔い対策市販薬

子ども用の乗り物酔い対策市販薬は、子どもが飲みやすいように味や剤形を工夫しているため、大人も飲みやすいのが特徴です。

  • トラベルミン・ジュニア 6錠 [第2類医薬品]
  • トラベロップQQ G(ぶどう味) 8錠(2錠×4包) [第2類医薬品]
  • センパア プチベリー 10錠 [第2類医薬品]
  • アネロン「キャップ」 4カプセル [指定第2類医薬品]
  • エアミットサットF 12錠 [指定第2類医薬品]

大人用の乗り物酔い対策市販薬

成人(15歳以上)を対象とした乗り物酔い対策市販薬をご紹介します。

  • アネロン「ニスキャップ」 3カプセル [指定第2類医薬品]
  • トラベルミン 6錠 [第2類医薬品]
  • トラベルミン1 3錠 [第2類医薬品]

ファミリー用の乗り物酔い対策市販薬

量を調節することで大人も子どもも飲める乗り物酔い対策市販薬です。子どもの対象年齢は高めとなっていますので、注意しましょう。

  • マイトラベル錠15錠[第2類医薬品]
  • パンシロントラベルSP 12錠 [第2類医薬品]
  • トラベルミンR 6錠 [第2類医薬品]

バスに乗る前は準備をしよう!

いかがでしたか?今回はバス酔いした時に役立つ情報をご紹介いたしました。 せっかく大人数で移動をするなら、楽しい思い出を残したいですよね。バスに乗る前は、睡眠をしっかりとり、体調面から整えていきましょう!

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