貸切バスの[たびの足]

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その貸切バスは万全?利用者も安心のバリアフリーについて

足腰の悪いお年寄りや小さなお子様を連れた団体旅行には貸切バスがおすすめです。また、バリアフリーを導入している貸切バスも登場しており、利便性や快適性も向上しています。今回は自治体の慰安旅行におすすめのバリアフリーが充実した貸切バスの選ぶポイントや注目機能と設備、おすすめの車種をご紹介します。

バリアフリーバス手配前の注目ポイント

バリアフリーバスも貸切バスとなるため、貸切バスを手配する注目ポイントを押さえなければいけません。

どの車種を選ぶのが最適か

貸切バス

貸切バスを利用する際は、日程と利用者数、荷物量を把握します。次に利用者の割合(車いす利用者、大人、子供)に適した設備をもつ車種を選びましょう。また、専用車両の利用にあたってはオプション料金がかかるのかどうかも調べなければいけません。人数や荷物量に応じて利用するバスの大きさも変わってくるため、最適なバスのサイズも検討します。お年寄りが中心の自治体の慰安旅行では、現地でお土産を購入される方も多いため、広めのトランクルームがある貸切バスがおすすめです。

多くの利用者の評価を参考にする

バス会社の公式ホームページに掲載されている情報だけでは、本質的な評価が見えづらいため、実際の利用者の評価や口コミを調べて判断材料にしましょう。口コミはバス会社の運営するサイトだけでなく、旅行ポータルサイトや料金比較サイトでも確認できます。また、口コミ専用サイトやSNSも利用者の生の声が掲載されているので、幅広くチェックしましょう。近年ではインスタグラムやYouTubeでも実際に利用した人が撮影した写真や動画を確認できます。

バリアフリーの貸切バスで注目したい機能と設備

バリアフリーの貸切バスには、昇降機やフルフラット化した車内構造など他の貸切バスにはない特別な機能と設備が採用されています。

車いす昇降機

そのまま乗り降りできる車いす昇降機(リフト)

バリアフリーの貸切バスには、車いすのまま乗り入れができる「車いす昇降機(リフト)」が備わっています。車いすに座ったまま乗車できるため、足腰の弱い車いす利用者も快適に貸切バスを利用できます。車内への乗車時に車いすを持ち上げなくていいので、介助する人の負担を軽減でき、乗り降りの所要時間の短縮が可能です。エレベーター型の昇降機を採用している貸切バスもあり、天候に左右されずに、自由に乗り入れができます。

段差を小さくする車高調整(ニーリング)装置

バリアフリーの貸切バスには、乗降中にバスの乗車口と地面との隙間を小さくするニーリング装置が備わっています。乗車口と地面との隙間が小さくなることでお子様や足腰の弱いお年寄りの乗り降りの負担を軽減できます。また、ニーリング装置には、エアサスペンションから空気を抜いて5cmほど車高を低くできる機能も備わっているため、利用客の状況に合わせたカスタマイズが可能です。

通路が広くて難なく移動できるフルフラットフロア

バリアフリーの貸切バスは、バス車内の客席を全面フラット化してあり、スムーズで安全に乗り降りできるように通路が広く設けてあります。段差のないフルフラットの通路なら車いす利用者も難なく移動できるため、移動の手間を削減できます。また、杖持ちのお年寄りにも利用しやすく、体が引っ掛かりくい構造は転倒防止にもつながります。そのため、小さなお子様や足腰の弱いお年寄りの車内移動が楽になり、余計な体力を消費せず、現地で思う存分、旅行を楽しめます。

バリアフリーに配慮した車種

バリアフリーの貸切バスは販売会社によって、機能や特徴が異なります。今回は大型バス販売会社大手が発売している、おすすめのバリアフリー貸切バスをご紹介します。

いすゞガーラ ハイデッカーナイン(HD-9)

いすゞガーラ ハイデッカーナイン(HD-9)は、ユニバーサルデザインの思想を導入したエントランスとフルフラットの床面を採用しており、体格や障害の有無にかかわらず、使いやすいバリアフリー貸切バスです。室内高は1,780~2,000mmあり、余裕のある室内空間を実現しており、快適な移動時間を楽しめます。また、バリアフリー貸切バスの定番である車高調整装置やリフト装置も搭載。リフトの最大昇降能力は300kg、上昇と下降にかかる作動時間は約18~20秒と大幅な作業時間の短縮が可能です。車いすのスベースを確保するスライドシートや、車いすを固定する装置などサポート装置も充実しています。

三菱ふそうエアロエース・エレベーター付き

三菱ふそうエアロエース・エレベーター付きは、車内にエレベーターを設置して車外リフトの課題点を解消してます。車外リフトの場合、作業中に雨に濡れる、リフト作業用に広いスベースを確保する、高い場所が苦手な利用者に不向きなどのデメリットがあります。しかし、エレベーターなら乗り降りの作業が車内で完結するため、天候に左右されずにスムーズに乗降ができます。エレベーターへの乗り入れでは、スロープを利用し、通常の車両と同様の停車位置で車いすの乗り降りができます。車いすが方向転換しやすいようエレベーター内にライトと鏡も設置してあり、介助する方、車いすのご利用者ともに配慮した設計となっています。

日野セレガハイデッカ・床下格納型車いすリフト付

日野セレガハイデッカ(床下格納型車いすリフト付)は日野自動車株式会社が「日野セレガシリーズ」から新たに発売した、車いすリフト付き大型バスです。車内の座席シート2列を折りたたんで、車いす用の十分なスベースを確保できます。乗り入れに使うリフトは床下のトランクに格納するため、必要な時だけ取り出せ、人力だけでは不便な車いすの乗り降りも安全で円滑に行えるのが特徴です。

乗降口はユニバーサルデザインを採用しており、すべての人が乗り降りしやすく、小さなお子様やお年寄りの車内移動の安全に配慮して床面はフルフラット仕様となっています。そのため、転倒防止や移動負担の軽減が可能となり、快適性・利便性の向上に定評があります。

バリアフリーのオプションがある貸切バスであれば、身体が不自由なお年寄りがいらっしゃる自治体の慰安旅行(バスツアー)も快適に過ごせ、幹事様やお付き添いの方に負担をかける心配もありません。バリアフリー貸切バスにもさまざまな車種があり、乗降の手軽さや車内の快適性など細かい点に違いがみられます。手配する際は実物の貸切バスを下見し、疑問や懸念点を事前に解消しておきましょう。

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